matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

DOUBLE-S.T.E.A.L - THE SECOND CLASH

SANDLOT「THE 地球防衛軍 2」も大概品薄だったが、DOUBLE-S.T.E.A.L(DS)も入手困難なタイトルなのだった。XBOX ソフトをまともに扱ってる店舗自体少ないので品薄とか品薄でないとかでなくまず入荷していない。Mさんはなんとか買えたとのことだったが「たぶんビックカメラ西口店でおれが買ったのが池袋で最後の一本」とのこと。木曜発売だったけど疲れてるし地球防衛忙しいから週末買えばいいかと油断していた。あちこち探し回ったけどほんとにどこにも置いてなくて、結局新宿で一本みつけてようやくゲット。

DOUBLE-S.T.E.A.L というのは、ようするに「RUNABOUT」の血筋を引いたカーアクションゲーと思えばいい。パブリッシャも違えば開発チームもまるまる同じというわけではなさそうなので、純血の正当後継というわけではないのだろう。けど宿ってる魂はその文脈上にあるかんじ。PS で展開されていた RUNABOUT シリーズには「すごいおもしろいことが提示されてる気がするんだけど、ちょっと空間の広さもできることの幅も窮屈なかんじなんだよなーやっぱこの世代のハードではこのあたりが限度なのだろうな、次の世代待ちかな」という印象があったけど、果たして DC 版「SUPER RUNABOUT」ではまさにそういった部分での限度を突破した自由度感を体現し、非常に爽快かつジリジリしたゲームプレイを楽しむことができるようになった。DC の運転ゲーで三本選ぶなら「CRAZY TAXI 2」「SUPER RUNABOUT」「東京バス案内」の三本柱となるかもしれない。挙動にせよ操作感にせよテイストに非常な癖があり、「純国産タイトルのはずなんだけど、とても日本のゲーム会社が作ったタイトルとは思えない」ようなところも不思議だ。なんか欧米ゲー的なバタくささなのかというとそういうわけでもない。洋の東西とかそういうのがあまり意味を持たないような。無邪気というか無頓着というか、そういう表現はズレてると思うんだけど、良くも悪くも境界線とか全然関係なさそうな。32bit 世代以降のゲーム開発者にはときどきこういうひとが居るよな。

で、前作 DS は、DC&PS2 の世代から仕組みとしてはもうひとつ上げてきてるなあとは思いつつも、諸要素のいい具合の合致の成果というか、あぶらの乗ったおいしいおいしい SUPER RUNABOUT と比べると、ふつうの RUNABOUT 的なところまで食い応えは退行してしまったかなあと感じられたが(発売時期を本体同時に無理矢理間に合わせるため基礎作るだけで精一杯だった的な現場を妄想)、その意味でいうと今作 DS2 には XBOX 水準を充たしたうえでの富裕感、つまり「SUPER RUNABOUT 2」的な位置づけを期待していて、かつおそらくそれはある程度達成されているのだろうとの予感がある。