matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

シリーズ SPAM vs 人類 - SPAM と区別できない人類

クマ@獣王記 | 2 of 5

再びポツポツと SPAM のまぎれこむようになったおれのメールボックスだが、先日届いたメールについてかなり困惑してしまった。たぶん SPAM だよなあと思うのだが、あまりに内容が当たり障りなさすぎて、これはひょっとしたら縁遠いひとから来たひさびさメールなのかも?という気がしなくもなく、とりあえず返信する気はないにせよ、対 SPAM 措置を取るのはまだ早い気もしつつ。ううむ。おまえは誰か。ひとか SPAM かそれ以外か。「ワイドショーを眺めて育った人間が罪を犯せばその状況はワイドショー的に展開する」と銀次は言った。SPAM を浴びて育った人間は SPAM に似たメールを書くようになるのだろうか。

このように扱いに困る存在は、ひとであろうと SPAM であろうとおれにとっては SPAM と変わらないので、それなら SPAM だと割り切って済ますのがいいのだが、しかしそもそもをいいだせば SPAMSPAM だからこそ糞なのであって、糞と変わらないからといってひとの可能性がまだあるものも糞扱いしてしまうのは、SPAM のある日常を受け容れすぎていないか。まあそんなこといったってたぶん SPAM なんだけど。深井零は雪風がジャムだと言ったらなんであろうと撃った。だがそのような彼は雪風に捨てられたと感じたときガラクタになった。あれは完全ではない。SPAM フィルタが SPAM だとは言っていなくとも、たぶんこのメールは SPAM なのだろう。おれはどうすれば深井零の二の轍を踏まずに済むか。