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迷子の道案内

このところのおれといえばひとに道を聞かれる男だ。近所でボサッと煙草吸ってると、やたら道を尋ねられる。おばちゃん、おっさん、OL 風のひと、子供、営業中のリーマン、長距離バスの運ちゃん、手動 SPAM 業者、ect。おれから「道を聞かれたら答えます」フェロモンでも出てるのかという勢い。こないだなどはついにガイジンだ。よくわからないがたぶん中部アジアのひと。完全に別方向に迷い込んでしまっていて、説明もめんどくさかったので、行き先の家に電話してもらって、家のひと(日本人で助かった)から住所を聞いて、手元の Google map で調べて、遠いから帰り用の自転車取りに帰って、目的地まで案内してきた。ここまでくれば「道を聞かれるひと」から「道案内するひと」にランクアップだ。大概の場合お礼すら言われないのに、なんか「どうせ因果律的に結局おれがやることになってんだろ?」みたいな気分になって引き受けてしまいがち。

そもそもなぜうちの近所には、こんなに道に迷った人間がうろついてんだ。おれがひとの迷い込みやすいスポットに定住してしまっているのか。ということは、つまり、おれも迷い込んでしまったのだ。そしてここから抜け出せないでいる。趣味は深夜徘徊。ここいらへんの地理には多少明るい。さいきんは手のひらサイズの Google Map まで持ち歩いてる。おあつらえ向きってわけか。ループする世界で最後の迷子を案内して、一人になったおれがラジオとかはじめれば、うっかり生クロスチャンネル完成したりせんか(←インターネット知識)。

いきたいところが決まってればいいんだがな。おれはどっちにいけばいいんだよ。