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油断中の数秒の思考流

油断してるときの思考には、あまりあたまは使われない。まあたぶんそうはいってもそれなりに使われているのだが、「あーおれいまあたま使ってる」と意識することは少ない。ということは、油断中は、あたまの中の自覚しづらい領域が活性化しているのだろう。たとえばたばこを吸ったりしてるとき。漠然と単語(やイメージや、そのようなもの)を選ぶのは無意識で、有意識はそれを評価するのみ。処理されるでもなく単に積まれて崩されていくだけの評価群が、ときどきリンクしたりコンボしたりする場合があって、その偶然がおもしろかったりおもしろくなかったりする。有意識以外の自己を自覚することがむずかしかった頃は、そんなものは思考ではないとか思っていたものだったが、無意識もおれであるのには違いなく、そしておれの辞書が「無意識」と定義づけている領域は、それが世間一般の辞書のいう無意識であるのかどうかはともかくとして、確かに自己に強い影響力をもっていることが経験上わかっているので、いまとなってはこういう受動的な評価の連続も、おれの思考であるのには違いないといえる、というかいわざるをえない、つまり、おれにとって思考は常に能動的なものであるとは限らないし、自発的な考えも受動的な場合がある。範囲がひろすぎるので適切なたとえではない気がするし、大雑把すぎるのであまり好きな表現ではないが、確率的にしか真理に到達できないなら、どんなサイコロの振り方をしたっていっしょ。

度を過ぎた脳内受動肯定は、オヤジギャグの自己正当化でしかないことは否定しない。

  • たばこ休憩中
    • おれの無意識が「いまおれのあたまがゴチャゴチャしているので、因数分解不能の要素を象徴化し、それを吐き出すことによって、バランス調整をはかるべき」と判定
    • いろいろあるが集約するとこれは「まいったなー」と表現するのが妥当と、無意識と有意識の境界線上で合意。
    • 脳から「まいったなー」と発声せよと指令
    • しかしゴチャゴチャしたあたまから発する命令は減衰されノイズまじりになりびみょうにニュアンスが変わって、実際にため息と同時に吐き出されたのは「まいったにー」という言葉。
    • 「マイッタニー?」おれの有意識活性化。
    • マイッタニーといえばホイットニー。ホイットニーて誰だ?
    • ホイットニースピアーズ?
    • ちがうちがう、スピアーズはブリトニー(http://www.google.com/search?hl=ja&q=Britney+Spears&lr=)。
    • あ、そうか、ホイットニーはヒューストンだよ(http://www.google.com/search?hl=ja&q=Whitney+Houston&lr=)。
    • ヒューストンといえばアポロ計画、ロケット打ち上げだよ管制だよ、「こちらヒューストン」てなもんで。
    • いつも思うけど「ヒューストン」て、日本語的にはロケット打ち上げゆかりの地の名前としてはずいぶん間抜けっていうか不吉だよな。打ちあがったらそのままおっこちてきそうなかんじ。日本の場合鉄砲伝来の種子島で打ち上げてるのはちょっとおもしろいけど。

揮発性が非常に高く、五分と経たずに消えてしまう記憶。いまメモった内容はこれで全部ってことでなくて、思い返せる範囲がこれくらいということ。不条理なことをやってるので効率は悪い、「忘れようにも思い出せない」の反対側だ、気にする前に忘れてしまうのはとても自然なことだろう。記憶でなくて、反復や輻輳かもしれない。ならこれは夢の親戚だ。こうした方法以外に時間と記憶を関連付ける方法をなくしてしまえば、映画「MEMENTO」の主人公のようになるのかもしれない。記憶障害の仕組みは相変わらずわからないが、ずーっとたばこ休憩中の脳状態で暮らしの連続性を保つことのむずかしさを思えば、その感触の一片くらいは理解できる気もする。