最近のよしなしごと - 毎度の徘徊欲関連
- すべてを投げ捨ててたびに出たくなったし、どちらかといえば今夜はたびに出れるかんじなんだけど明日の夜明けには戻ってこなければならない。冬の日本海とか見たいな。見れるっちゃ見れるんだが、やめといたほうがいいだろうなあ、というこの中年の意識の萎縮がおぞましい。
- とりあえずどこかに出発したいし、どこかへ向かってる最中はたのしいけど、辿り着きたい場所があるわけでもない、というこの中二ぽい感覚はいつか自然と変質するものかなと思っていたけどべつにそんなこともなかったし、田舎の暇そうなおいちゃんが所在なげに火の周りの突っ立ってるのは、あの歳になってもなんとなく自分の家に居場所がないからなんだろうと思ったら心強くもあるし虚無い。なにかのために生きたいという縋り根性を捨てきれない彷徨える魂（おっさん）たちよ…。
- どこへ行っても「ここに居てあたりまえ」という顔はできるんだけど、どこに居てもここに居るのが自然という気はしていない。歳をとったら自然が目減りして不自然な足跡だけが残った。たぶんもともと自然なものではなかった、ということなんだろうが、これをじわじわ引き受ける羽毛のような重さ。信じさせてくれなくてもいい…じょうずにウソをついてくれ…この世にすばらしいものはあると…人間がそれに触れる確率がゼロではないと…。
どうせだったら行ったことないところまで行きたいものよ。未踏の地へ走って未踏の地のセブンイレブンでおにぎり食って帰ってくるというリアリティロマン。
