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最近のゲーム - レベルアップすると人間的に成長したような気分になるぜ関連

  • レベルアップシステムと人間的成長を混同することでシナリオ強度をあげるのって国産 RPG の伝統みたいなものかもだけど、RPG というジャンル自体が持っている性質ってわけではない、とはよく言われるが、その「国産 RPG はレベルアップと人間的成長を混同」の部分のゲームデザイナ陰謀説に、どうも違和感あるんだよねえ、単にファミコンが子供向けだったから主人公が少年キャラとして描かれてた、ので少年であれば人間的成長みたいなものと相性いいわねみたいな、それこそ「錯覚」によって、国産 RPG であれば人間的成長をシナリオに織り込んでいるのに違いない、という予断によって造られたビジュアル先行イメージも大きいんじゃないのって気がして。ドラクエ 1 の勇者て子供っぽいイラストだけど、FF1 のパッケ絵のキャラてそんな少年ぽいか?みたいなのもあるか。
  • 子供じゃないと成長にリアリティないかっていうとべつにそんなことなくて、成人したあとからだって人間は人間的に成長するし、というか子供が大人になっていく過程で、スライムと互角だったやつがアークデーモンとか倒せるようになるというスピードとスケールはやっぱり異常だとおもうしで。
  • たとえばドラクエ 3 の魔法使いは老人に描かれているけどレベルアップする。じゃあ老人はレベルアップの過程で人間的に成長してんのかといえばしていないのでは。でも国産 RPG が人間的に成長する話ばかりなら老人も人間的に成長しているのでは。あと少年がひたすら強くなるけど人間的にはなにひとつ成長しない星屑のようなゲームたちが黒歴史として沈んでいってしまっているのでは。
  • リアリティみたいなもので考えると「人や獣を殺す技術が上がる」みたいな、なんというか「コツ」と呼べるようなものをレベルアップという大きな括りでゴリ押ししてしまうことにより、違和感とエンタメ感を増幅してきたんではないか。
  • 基本に立ち返って指輪物語のことを考えると、キャラクタたちは初期状態から大してレベルアップしてないと思うんだが(むしろ弱体化するやつも居る)、でも旅路を経てたぶん人間(ホビット・エルフ・ドワーフ)的には成長している。
  • 「国産 RPGティーンエイジャーがレベルアップにより人間的に成長するのは、日本では「大人が成長する」というイメージが一般的ではないからだ」くらいの強弁ならかっこいいのでアリだと思う。そこから「新人研修がおざなりになるのもうなずける話だよ!成人後の人間が成長するわけないしね!」とか社会派気取りバッドエンドルートに分け入っていくかんじが現代インターネット的。