最近の TV ドラマ

• 「新座頭市物語」だいたいおもしろいんだけど「越後から来た娘」は特によかったな。役者もいいしシナリオもいいし見せ場も凝ってた。かっこいい殺陣に同時にひょうきんさがあるのはほんとすごいんだなとわかってきた。
• 鬼平知識によれば、大根役者が大根役者なのは「どう料理しても当たらないから」。それでいうと、棒声優はむしろ棒の強さと勢いで売れていくと思うので薩摩示現流的ななにか。一発屋が一撃必殺に置き換わるのかー。
• 二十歳頃に高校野球見ると「あっ、こいつら全員歳下かぁ…」とかだいたい感慨にふけるもんだけど、時代劇見てても「あっこいつら、いいやつも悪いやつも強いやつもしぶといやつも、現代までには全員死んでんだよなあ」とかはあんま思わん。高校球児と違って実在しないからか。
• 臨場
  • 劇場公開あわせの再放送かなにかを放映してるのでたまに観ている。主人公の表情がなんだか仏像っぽい。とか言ってたら「むしろ仏師ぽい」との指摘。なるほど言われてみれば。
  • あと、このドラマ場の雰囲気がなんとなく重く、登場キャラ全員がなんとなく病んでるかんじだけど、別にそこんところには特にエクスキューズがない、というのが「とくにエクスキューズないけど登場キャラの頬がやたらと紅潮してる」みたいな Blue Drop 感がある。「時代の空気を暗黙に反映」ってやつかのう。