最近の漫画 - 風の谷のナウシカ関連
- クローズのあと、よつばと読むかナウシカ読むかで悩んで、ナウシカ再読に行った。このへんの判断回路はやはり自覚できるものではない。
- ナウシカ、今回の気分ではオリエンタル時代劇として読めてじつに楽しい。ミトじいが墜落船の残骸からラステルをみつけて声をかける最初の台詞が「ペジテ市の王族の姫君とおみうけするが何かいいのこすことは…」で痺れる。ハードな世界観を背景にした骨太な台詞やで。でやっぱ三巻の攻城戦もえる。
- ところで、覚悟が決まってなくて我ながらダメなんだが、ナウシカ世界の「人類（？）が過酷に衰退していくことは確定、そればかりかこの先にあるのは滅亡であることもほぼ確定」な状況理解に立たされたとして、それでも未来に希望を持てというか、希望を持つことができなくとも「生きねば」という境地、これはたいへん厳しい。実際、ナウシカ世界でもナウシカ以外のひとが生きねばの境地に行けるかというと、そんなでもないんだろう。おれぁナウシカのような漫画を読んで楽しめるような立場に居るけど、ナウシカのようなキャラクタの視界には辿り着けないようにできているなあと思った。
- 読み終わた。王様たちかっけえすねえ。高貴ってのは何なのかとたまに思うよ。責任感やエリート意識みたいなもんとは生えてくる根っこがやはり違ったものだ。
