SKYRIM
- たとえば睡眠が一定間隔で必ず取らないと原野の真ん中でも気絶してしまう(太陽のしっぽ?)システムで、且つ気絶でもしようもんなら狼とか熊とかに襲われほいだい、とかなら、安全な寝場所を確保して、急襲に対応できる「キャンプを張る」というようなシステムだってアリだろう。キャンプとくればメシも食う。料理もしなくていいけど極めてもいいものではなく、必須のものになればより生活的なプレイが可能になる。寝場所を決めて火の番をするアラゴルン気分、どんな環境でも旺盛にメシを作るサム気分など、そりゃあ楽しい旅烏プレイが予見される。けどそんなおもしろいシステムがあったら、たぶんおれたちゃ一生世界の危機なんかに目を向けない。
- 各都市のクエストをこなして土地や民族への理解が深まっても愛着が湧いてこないというのもそこで、まあ家は買えるんだけど「住んでる」という実感は得られないようになっている。生活なんかができちゃうと、生活に終始しちゃってメインクエストは億劫なものでしかなくなる。
- 「この暮らしも悪くない、むしろいい、けどそれよりも原野が、龍が、使命が呼んでる声がする」というふうに、自然と意識が向くようになっている。その意味、つまり「勇者」ではなくとも、あくまで PC は「放浪者」や「冒険者」であって、「生活者」にはなれないようにできている。
- クエストの都合で狼男の血を受けているけど、それ以前から寝る習慣がない。たぶんプレイ開始から合計 20 時間くらいしか寝ていない。寝る必要がない。食う必要もない。世界に対して使命を感じるのは勝手で、いっぽうなんの義務もないから、どこへでも行っていいし、そしてどこかに留まり続けることはできない。
- そんなところに、あー、こいつはトクベツなんやねー、ということを実感する、中年の冬。
- ところでしかし、おれ延々隠術とスリと話術とかそんなんばっかり鍛えて、戦闘は隠れて背後からブスリとかばっかやってるので、ドラゴンとか出てきても戦うのが面倒で逃げがち。メインクエストに向いてない気がする。かといって錬金とか鍛冶とかはサッパリなので、生活者っぽいふうでもない。
- 「ダメな日陰者」街道の真ん中を歩んできてしまった気がする。
- 殺害に至る兵器は第一に飛び道具であるから、弓さえ鍛えときゃとりあえずいい、という気はしている。しかしもう最近はそのへんの山賊相手でも真っ向勝負ではボッコボコにやられるんよね。重装スキル捨てたの失敗だったかなー。
- そういやサルモール司法高官大嫌いだけど、マルカルスに居る隠れタロシタンのおじさん売っちゃったよ。主義主張よりもクエストマーカーのほうが大事かおれは。このポリシーのなさ、スクールデイズの主人公級。