Trainyard

スタート地点からゴール地点への電車を誘導するだけのチクタクバンバンゲーだが、チップを置いて回路を設計していく感覚はカルネージハートのプレイ感にも近い。買ってみてひさびさに唸った。これはほんとよくできたパズルゲー。心地よく踊らされてしまう。

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複雑な路面を作るのが面倒そうだけど入力系はシンプル且つよくできてる。最初のうちは簡単だが、「ひとつのマスには交差・合流・分離する二本まで線路を引ける（三叉路は無理）」「列車は同じ色のゴール以外に入れない」「違う色の列車同士が触れ合うと、最初の一回だけ色が混ざる（二回目以降は同色同士以外すべて鈍い色になってしまう）」「線路を分岐させた場合、列車が通過するたびパンタグラフが切替る」などのルールが絡んで、どんどん複雑になっていく。絵というより SE がたいへん気持ちよく、うまく決まったときの爽快さは算数パズル的。おまけに自分の回答を公式サイト（http://www.trainyard.ca/）にアップロードする機能があって、web 上でいろんな解答例をシェアできる（どうしてもわからない問題はひとの解答例を見ればよい）。

とにかく全部の電車がゴールに収まればいいだけなので、パズルとして正解がひとつではないのがよい。ちょっと冗長だけど見た目にわかりやすいとか、一見わかりづらいけど最適解だとか、いいリズムで SE が鳴るよう調整してあるとか、いろんな正解を模索できる。一回解いたあと再度、再々度とあそびたおせる奥深さがよい。