33rd DIVISION

第二次大戦をモチーフにしたスニーキングゲー、といったらいいのか。敵兵の監視の目を潜り抜けて、次々と兵士をゴールに到達させて、スコアを稼ぐ。敵にみつかったら即射殺される。ゲームプレイとしては、Flight Control に近いが、兵士タップで伏せ（その場停止して猟犬以外には発見されなくなる）ができるので、ゲームのテンポはだいぶ緩い。

• 

雰囲気がよさそうだから随分前に買って、ちょっと触って「うーん、これなら Flight Control のほうがいいかな」と思っていたんだけど、改めて遊んでみると結構楽しいな。Life モードは緩いんだけど、Time モードなら押せ押せで次々送り込むかんじになるので、自分で自分を忙しさに追い込むことができる。

• 

こんなかんじで、ロード画面がブリーフィングになってる。雰囲気はいい。ゲームの奥行きはあんまりないかんじだけど、開発者としてもそのことがわかってるようで、枝葉の工夫を凝らしてる。最初は歩哨だけの監視だったのが、機関銃やサイドカーなど増えてくる、その警戒のバリエーションを見るのが楽しいし、ステージがある程度すすむとランダムに砲撃が始まるので、あまりのんびりしても居られなくなる。

ただ、遊んででどうにも不満に感じるのが、「なんで戦争やってるのに敵兵殺せないの」というあたり。隠密接敵して背後から一撃ブスリとやって警戒網に穴を開け、そこからゾロゾロ通るとか、右で撃ち合いはじめて警戒が偏った下側からクロスファイアとかやりたいじゃん。ゲームルール（かくれんぼ×だるまさんがころんだ）ありきでモチーフをのっけたというデザインだから、兵士だけど敵殺せませんみたいな事態になってんだろう。でも、だったら最初から「殺すってのはナシ（合理的じゃないから）」と名目つけやすいモチーフにしとけばいいのに。おなじ第二次大戦にしても、前線突破じゃなくて捕虜収容所から大脱走しまーす、でいいような。

ところで、このゲームも Open Feint 対応。アチーヴメントが細かく設定されていた。おれまだ Open Feint 以外のコミュニティエンジンゲーを触ったことないから、それがちょっと気になるな。Plus+ とかどんなかんじなんだろ。