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腐女子界隈インターネット探索のおまけ

  • おれの問題として、用語「腐女子」と用語「オタク」の来歴がかなり違うのを認識していながら、男の場合の「オタク」を指す場合と対応する用語として、女の場合に「腐女子」を充ててしまっていて、たぶんこれまずいんだけど、ほかにどうしようもない。
  • なぜそうなってんのかというのが、腐女子とかオタク女子とかやおい女とかなんとか、ともかく「あのへん」を指す様々な用語の範囲が曖昧で整理されていない、というか、誰ならそれを定義してもいいのか、というコンセンサスって、このままいけば永遠に取れないんだろうと思っているので、「じゃあなんとなく母集団の名前をどれかひとつに(自分内定義として)決めるよ、とりあえず通りがよさそうな「腐女子」ってことで」、というかんじで諦めてしまってるわけだ。
  • かんたんに言えば、男界隈の場合の岡田斗司夫氏や大塚英志氏のようなポジションは、女界隈においては速攻蜂の巣にされるので誰も座れないよね多分、という。あるトライブを代表するようなひとは居るだろうし今後も出るんだろうけど、トライブ間を受け渡したり調停したりするような仕事を、長期にわたって担えるひとは出ないだろう。
  • 「おたく」は蔑称からスタートして自称になり、そこからさらにいろんな分岐を辿りつつ(おたくからオタクに変質する過程で自虐と自負を抱き合わせる形でねじれたり)手垢がついて拡散し、近年またある種の収束をみせているような印象だけど、腐女子は自虐と抱き合わせた自称からスタートして分岐して、手垢がついて蔑称とかにもなってる(たとえば、乙女ゲー界隈では「腐女子」という呼称は敵性語のような扱いらしい)。
  • で、まあそういう用語に対する認識の一揃いが、ディアスポラの果てに全部現役として横並びになってるという点でオタクも腐女子も同じで、だから結果としての現状認識は同様、ただし経緯が違うから、真面目に言葉を選ぼうとすれば硬直せざるをえない、というかんじ。

というか、もうちょっと根っこを辿れば、そもそも「全体」を語るための用語など要らない、なぜなら私(および私にごく近しい「私たち」)は全体など語ろうと思わないからだ、というのが、腐女子(←もちろんこれはオタクであるおれが「あのへん」を指すために使っている代替語だ)的な思想で、その「あのへん」では収まりが悪いというおれの感受性が、「オタクという全体」という幻想を埋め込まれた世代の抱える思考の偏りってことなんだろうかな、というふうに考えたりしている。