最近のアニメ
ザブングルが一段落したので、去年からの懸案だった「とらドラ!」視聴にいよいよ着手。見るぜー、超見るぜー。
- 一話。うーん、おもしろいけど加速力がつかない。一話はこれまでに最低五回くらいは見てるんだが、そこで勢いつけて二話まで辿り着けていなかった。非リアルタイム視聴オタは、ストリームをただひたすら受け流すことによって同時性を得ることができず、その一歩手前に常に意志を介在させてしまうので、こういうときにむずかしい。でも今回はやる気満々なので二話まで進めた。停滞を破るのには合宿的な気合が役に立つ。
- とはいえ、現代版カレカノだと考えれば、たぶんいずれスルッといけるようになるはずだ。何話まで行けば、ほっといても再生ボタンを次々押すテンションに到達するかな。やっぱ評判になった大喧嘩回か。
- 頑張って四話まできた。なんつーかこのアニメ、結構 OP で損してる気がする。おれに対して。あんま「さあ本編いくぜ」って気分にならない。
- 四話の弁当シーン、机の教室内配置に違和感があって巻き戻してしまった。「窓側を奥にして、廊下側に近い」ていうところ。誰の机を起点にしてんだここ。副会長席だっけ(←どうも大河の席っぽい)?
- 開幕のカットだと俯瞰だから窓が見えなくて「奥が廊下側」に見えるんだよな。でも次のカットの黒板への光の当たり方で「あ、窓こっちか」とわかるので、べつに不自然じゃないんだけど…なんか…いや本当にどうでもいいことなんだが…。
- ところで主人公が惚れてる高テンション赤毛がウィンビー(というかパステル)にしか見えんぜ。90 年代にとらドラアニメ化してたら、このキャラクタは堀江由衣氏じゃなくて國府田マリ子氏が演じていたんだろうかな。もしそうだったら、だいぶ印象変わりそうだから、ちょっと妄想エンジン試運転には手頃な題材かもだ。
- なかなか「とらドラ結婚してくれ!」というふうにはならないけど、まあ見てるな。いいじゃん。はよ大喧嘩見たい。そして「とらドラ結婚してくれ!」と叫びたい。夜中に。一人で。
- 本作は、コードギアスをも圧して、おれの Twitter タイムライン観測史上最も反響の大かった(←たぶん)アニメだから、おれ内期待値自体はすげー高いんだが、実際消化を進めている感触では、「このアニメおもしろいじゃん」に到達するのは「かんなぎ」とかのほうが早かったな。あれは六話の時点で着火した。まああっちは 1 クールもの、とらドラは 2 クールものというちがいはあるか。
- まあタイムラインを賑わすのは同時性による消費に向いてるかどうでないかみたいな部分が一番要因としてデカいんだろうから、そのままオールタイムベストの指針にはできない(観測範囲以前の問題として、おれのように「ほぼ必ずリアルタイムではアニメを見ない」側のオタは、タイムラインを鵜呑みにすべきでない)。という部分を割り引いても、やっぱり期待したい部分がある。おれにわからなくとも価値があり、そしてその価値をわかる日がいずれおれにも来て、ちゃんと向き合うことでその日を早めることだってできるはずだし、それをやることをオタクの楽しみとすることで、おれは現役に追いすがることができる、という。
なんだろーな、「最初はわりあいどうでもいいはずだったものが、付き合っていくうちに、いつのまにか取り替え不能のユニークな対象として意識に位置を占めはじめる」みたいな。それは、とらドラの主題ともあまり外れていないはずだし。