日記の保存場所問題 2009
おれはいまでも「自分の日記の保存場所は、いつでも自分で叩き壊せるところでないとイヤだ」と思っている人間だが、しかし同時に web 日記ツール上での日記管理に移行してから何年も経つ。それがなぜか、というと、まあ環境最適化に伴う妥協という話になる。
- むかしは私用で使ってる PC が一台だけだったけど、いまは三台以上あるので、「どれか一台の PC の HDD がマスターの保存場所」というのでは、使い勝手が悪くなった。クライアント側でなくサーバ側にマスターを置いとくほうが合理的。
- で、HDD はいずれ必ず壊れるものなのでサーバはバックアップ作業が必須。ローカル環境はチープかつ管理者がおれということになるけど、ネットの向こう側の HDD の保守は業者のひとで、後者のほうが信頼できるのは当然だし、お任せできるんなら手間も浮く。おまけに大概の web サービスはいまんところ金がかからん。
自前環境で保持しているデータと、Gmail に投げといた同じデータの、どっちが後々まで残りやすいかといえば後者だろう。原理的にはその判断基準で。ネットから切り離されてしまえば取り出せなくなるというリスクがあるわけだから（よくわからんけど事故だのテロだの戦争だので）、たまにバックアップはとっとくくらいのことはしたほうがいいか。自分一人分の日記なんてどのみち大した容量にはならないし。16GB の micro SD カード一枚割り当てとけば充分っていう。
