ORBITAL
なんとなく買った iPhone ゲーだが、ひまつぶしアイテムとしてはなかなか良いかも。
- リニアに旋回する画面下段の大砲から、タイミングを見計らって画面タップすることでボールを発射(発射速度の調整はできない)。壁やほかのボールに当たるとバウンド。ある程度の距離を飛ぶと、勢いが減衰して止まる。
- 停止したボールは、壁 or ほかのボール or 下段ラインと接するまで膨張する。
- ボールは重力を持っており、次弾はその影響を受ける。画面内にボールが増えれば、重力の影響はより複雑になる。なお、重力の影響がゼロのゲームモード(pure)もある。
- ボールはほかのボールと三回ぶつかると消える(各ボールにデカデカと表示されてある数字は「あと何回ヒットしたらこのボールが消えるか」)。一個消えると一点入る。で、その点数を競う。
- 発射したボールが跳ね返って、画面下のライン以下に侵入してしまうとゲームオーバー。
みたいなかんじ。グリッド変形による重力表示、とにかく飛び散りまくるパーティクルなどが Geometry Wars を連想させる。やっぱみんな好きだよねこれ。Bizarre Creations 社はもうちょっと評価されていい。
重力の影響はけっこう強い。デカめの玉ができると、それに沿ってギューンと曲がる。で、強い重力を利用して、落下軌道になるよう曲線に沿って飛ばしてやれば、デカい玉は消すのが簡単。
適当に遊んで画面がボールで埋まってきたところ。とにかくナナメ方向に、安心して飛ばせるラインを確保していくのが安定攻略か。
こんなふうに作ってしまうと、まあ詰み。
ネットランキング対応。facebook アカウントと紐付ければ、フレンドランクもあるようだ。やっぱ世の中の流れは facebook なのかー。
で、まあ鉄板な見た目のよさと、ルールが意外と気持ちいいのと、ミス即終了のサクサク感とで、期待していなかったほどには「しばらく遊んですぐ飽きる」系ではないかも。あと、ゲーム名で ORBITAL っていうと、連想するのは GBA「ORBITAL」のほうなんだけど(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060901#p2 / http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060905#p1)。あれは「意外といい」がズルズルと後引いて、いまでも好きなゲームになった。iPhone のほうの ORBTAL には、いまんとこそこまでのものは感じないな、たぶん足りないのはロマン分。でも電車とかで遊んでるぶんには楽しい。縦持ちできるし、操作が「たまに画面のどこでもいいのでタップ」のひとつだけだし。
まあ GBA 版の ORBITAL にも、ぜひ iPhone 進出を果たしていただきたいんじゃけどもなー。そのへんでいうと、なんか「Osmos」っていう PC ゲーが、ちょっと ORBITAL っぽい雰囲気だった。
- Hemisphere Games:Osmos
宇宙+細胞ってイメージか。ORBITAL のような重力コントロールではなく、自重のレンガを投げてベクトルを調整する方式。