AutoStitch がよくできてる

iPhone で写真撮ったあと、パノラマ作成までを iPhone 上で完結させるぜ、というアプリとしては、PanoLab Pro（http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090402#p1）と Panoramas（http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090410#p1）を使ってきたが、今回知った AutoStitch は真打っぽいなー。簡単お手軽。この簡単さとお手軽さは、iPhone カメラのチープさとよく合致しているから、出来がどうのという話以前に相性がよさそうだし、そのうえで、かなり出来が良い。

パノラマアプリとしては…、PanoLab の場合は品質がどうのってよりはトイっぽいカテゴリだからあんま比較にならず、直接の比較対象は Panoramas ということになる。Panoramas はコントロールポイントを自分でタップして指定する必要があるけど、AutoStitch は全自動だ。全自動なかわりに画角調整なども一切できず、機能感は Panoramas が上。とはいえ、Panoramas にしても結局どうやったって PC で使えるパノラマアプリ（Hugin とか）には勝てんし、コントロールポイントを指で正確に置くことが非常にむずかしかったり、いろいろ痒い。「わりといいかんじのことがひとつだけ出来て、それ以外のことは一切できないので、痒さを感じない」というのが、チープなガジェットには丁度いいってあたり（←3.0 以前に「iPhone がコピペ機能を搭載しないのは、それが正しいからなのです」とか御託を並べるのが好きだったひとたちのための理屈）。なんかこーカジュアルユーザをぬるま湯に漬け殺すためのステキ環境ってこうやって作られるんじゃろー？みたいな。まあ余談だ。

つかいかた。

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カメラロール（画面上）からパノラマに使う写真を次々タップしていくと、

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画面下のパレットに登録されていく。このとき、一枚読み込み終わるまで次の写真を読み込めない、みたいなことがないのが良いねー。Panoramas の場合、一枚一枚読み込みだったので、そこがめんどかった。さっさとコマンドして、コンピュータの仕事が終わるまで待てばよい、というのはモバイル妥当解よな。

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全部登録し終わったら、「貼付け」ボタンを押す。そしたらまたパノラマ完成まで放置。

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とにかく、入力があまり必要なく、それもさっさと終わるので、放置してるだけでパノラマが完成するというかんじ。プロセッシングで時間がかかるのはスペックの問題だから、3G から 3GS に機種変更したら速くなるんだろうなー。ギギギ。

出来た写真。

もんだいねー。夜間はどうかなと思ったけど、

こっちも問題なし。色味は PC 側でどうにでもやればいいとして、合成後に投影法の選択や画角の調整とかはできたいような気もせんでもないけど、まあいいか。普通にやりたければ Hugin を使う。