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腐女子トークを傍聴 その 1

新宿

新宿の喫茶店で始発あたりまで腐女子のひとがおおいに語っているというので、夜半から傍聴に行った。慣れない腐海の瘴気に耐えられず三時間ほどで脱落してしまったのだが、大変おもしろかった。

おれがやおい文化圏に対して抱く興味について簡単に書くと「オタがこの 10 年くらいでやりはじめていること、に似て非なることを、はるか以前からやり続けている別文化圏としてのやおいを知り、己のオタ活動にフィードバックすることができれば、ふつうにオタやってるだけではなかなか辿り着けない多層的な知見を得ることができるかもしれない」みたいなかんじ…、ようするに最終目標が「やおいを会得したい」ではなく「やおいをある程度わかったうえでエッセンスをオタ生活に持ち帰りたい」だから、あんままともに触れるつもりはない(そのような Wikipedia でいうところの「独自研究」の成果のひとつがこれ→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080311#p1)。このようなスタンスだと、実際に腐女子のひととの接点を持つ必要はあまりなく、したがって腐女子のひとの生の声とか聞く機会は滅多にないので、「やべー本筋のひとたちだ」とおおいに緊張した。改めて考えると、せっかくの機会だから訊いてみたいことも色々あったような気がするけど、話が急だったので事前準備とかできなかったし、現場では腐女子パワーに圧されっぱなしで口を挟む余地はほぼ無かった。まあそれで十分だ。なにか合意を得たいとかではないし。言葉端を拾って勝手に納得したり考えこんだりするという、いつものパターンで。

  • 芸能「蒼井優という存在は卑怯」
    • 蒼井優氏というひとを知らんかったが、映画ハチクロではぐ役だったひとだと教わった。あーなんとなくわかった。なるほどねー。
  • 聖闘士☆矢「魔鈴や沙織はわかるけど、春麗は腹かっさばいて死ぬべき」的なトーク
    • 「一緒に戦う」「女王になる」「故郷で祈る」の三択の三番目・春麗。この女故郷で祈ってるだけなのに、その祈りが戦局に関与したりするのが許せん、という話。なんかもうちょっと複雑な文脈があった気がするけど忘れた。
  • DRAGON BALLヤムチャの引き際を踏まえて、ブルマのフェードアウトは上手かった。ビーデルはナシ。18 号は人気」
    • 星矢からの「彼らと一緒に戦う」路線での話題拡張。ストーリーの展開に対応するブルマの位置取りの妙、あとベジータゲット。このへんは好感度の高い 18 号夫婦(旦那はクリリン)との双璧で考えるとおもしろいのかな。
  • ジャンプ連載の「めだかボックス」という漫画がイマイチらしい。
    • 西尾維新氏原作なのでどうせ 10 週超えたあたりから話がよじれてくるんだよ的な希望的観測がファンからは提出されているので要経過観測、というかんじ、らしいが、知らんし読む気もあんま湧かないかんじだな。アニメ化でもしておれの観測範囲へ入ってくるようならチェックするか。
    • 大雑把に話をきくぶんには、「ハヤテのごとく!」の生徒会長エピソードをスピンアウトしたよーなかんじ、か?
    • そういや最近気にしている「なんでアニメの学園祭って気合入りすぎなんだ」問題のほかに、「なんでアニメの生徒会長って偉いってことになってんだ」問題もあったよな。痕跡としてのオタク第一〜第二世代感というか。現実の生徒会役員とか、クラスで貧乏くじひかされたひとと内申書目当てのがんばり屋さんが争って、勝ったほうが当たり障りのない事務雑用を任期中やらされる、というだけの組織という認識なんだけど。なんか「生徒の自主性が尊重され、また尊重されるに値する自主性が生徒にはあり、十分な権限と予算があって、教職員とわりあい対等に近い折衝が可能」みたいな理想像が、どういう立場の人間からみた場合の理想像だったのだろうかなー、というあたりから推定していけばいいのか。

ながくなりそうだから一旦このへんで切る。つづき書いた(→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090518#p1)。