最近の漫画

• このところ繰り返し、夢枕獏原作・谷口ジロー作画「神々の山嶺」を読んでいた。おもしろかった。谷口ジロー氏は「孤独のグルメ」以外普段あまり読まないひとなので、スケールのでかい絵はなんだか調子が狂う。あと夢枕獏氏といえば周囲に結構ファンが多い作家で、原作も有名なんだろうなと思うんだけど、おれは朝日ソノラマ文庫でも菊池秀行氏作品派だった側の人間なので、原作未読なんだよね。どのくらい未読かというと、ビカール・サンという名前が「ビカール・サン（毒蛇）→毒蛇さん→日本の毒蛇→ハブ→羽生さん」なのかなーとかいまだ漠然と思いつつ読んでいるくらい。これ漫画もいいけど原作読んだほうがいいんだろうなと思う部分もあって、でも読む気になってない。
  • 「ビカール・サン」を「ビカールさん」だと勘違いするあたりは、あれよ、欧州のアニオタが日本のカジュアル敬称「〇〇ちゃん」を美少女戦士セーラームーンによって学習した、みたいな話から連想して。
• 「あまくてやさしい、百合アンソロジー」というコピーの漫画アンソロジー集「つぼみ」を、M さんが買ってきたので読んだ。おもしろかった。ざっと流したかんじでいうと、大朋めがね「ついでのはなし。」が、あーなるほどってかんじの漫画でよかった。あとはー、きづきあきら＋サトウナンキ「エビスさんとホテイさん」ってのが良かったけど、これ百合とかつぼみとかとはあんま関係ないよな。どっちかっていうと別冊コーラスとかに載ってそうな漫画として普通に読みおわってしまったよ。ていうか、きづきあきら氏作なのか、いやサトウナンキ氏との共作か、なにを分担してるんだろ。日記書くため改めて本を読み直すまで作者に気付かなかった。なるほどなー。