A に対して抱いた感情 B を、ただ「A」と表現する技法は良いが、蛇足は短ければ短いほど不粋

引き続いて（http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090123#p3）。A に対して抱いた感情 B を、ただ「A」と表現する技法は良いのだが、むずかしいので、ついつい補足しようとしてしまうが、そっちに行くと泥沼にハマる。

たとえば「女性誌、特に女性向けファッション雑誌に多く見受けられるバズワード的なキャッチコピーを用いたマーケティング戦略にマインドコントロールされているかのような一部の人たち（対象 A）はアレだ（感情 B）」と思ったひとがいたとして、そのひとが試行錯誤した結果として、「スイーツ（笑）」みたいな表現が出来上がったとする。表現 A はあくまで「A」でなければならず、「A+」だと全然ダメ。誤解されうるものでありつつ、誤解するような人間を素通りする性能（≒時間差でひとを傷つける可能性）を持っていることに、表現 A の良さはあるわけだから、誤解を防ごうとする蛇足は、それが短ければ短いほど未練がましさとして匂い立ち、無様だ。けど、そっちのほうがオタ的な正義には適うだろう。というのが、個人的にはちょっと厄介なことだ。