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オタたたき券について

現実のオタ叩きというのは個別事情なので一概に言えないけど、ネットにおけるオタ叩きは、大半が同属嫌悪と自意識過剰を原因とするものと思っておいて問題ない。のだが、そういうのとも違った特殊事例があるという話を聞いた。というのはクイズゲー周辺のネット界隈。得意な問題ジャンルがアニメ漫画ゲームなプレイヤがオタとして叩かれるのだという。ようは「オタクはアニメ漫画ゲームに詳しいから、オタジャンルの問題正答率が高くて卑怯」ってことか。その無知を開き直った態度はクイズゲープレイヤとしてどうなんだとか思わんでもないけど、まあこれクイズゲーム自体がもともと持ってる構造的な問題を内面化してしまってるともいえるよな。つまり、クイズゲームって正解知ってれば OK、知らなければ運ゲーの両極端が基本で、そこに早押しとかひっかけとかで多少のバッファを持たせているというデザインになっている。のがなんで問題かというとシステム側での難度調整が極めてむずかしいので、量とか出題の仕方とか、問題側(というか運用面)で調整するしかない、ということで。あんま似てないけど、たとえばタッチタイピングゲーの場合にも「タッチタイピングできるひとからすれば解けるのが当たり前でゲームにならない、ゲームとして成り立つのはタイピングが下手なひとに対してだけ」みたいな問題があったりする。あと難度調整の幅の狭さでいうと音ゲーとかも。ユーザコミュニティに合わせて調整していかないといけないのに、調整幅が狭いので匠の世界になっていくという。

すごく脱線したけど、クイズゲーにおけるオタ叩き界隈を実際チェックしてみたら、彼らがオタクじゃないのもよくわかった。なんつーか語彙が貧弱なんだよね。オタク当事者じゃないので、オタクに対してクリティカルなことが全然言えてない。だからこれどっちかっていうとオタ叩きとかじゃなくて「非オタ愚痴」ってかんじだ。彼らの言葉にオタクを傷つける性能はない。ただ似た者同士が投げ合うことで、互いの傷を慰めあう効果があるんだと思う。じゃあしょうがないよねえ。

あとクイズゲー界隈といえばもうひとつ「問題と答えをメモして暗記してるやつは卑怯」問題とかもあったけど、QMA 界隈ではもうほぼアンチ暗記勢は一掃されたようで、現在その残党は Answer x Answer 界隈に集まってるのだという話。そのほか不寛容系(アニメ漫画ゲームに詳しいオタクを許せなかったり、メモ&暗記プレイを許せなかったり、女のアバター使ってる男プレイヤが許せなかったり、自分からみてキモい存在すべてが許せなかったり etc)の吹き溜まりとして AnAn が役立ってるみたいなアレな話を聞かないでもないが、いまんところ知るかぎり現役で AnAn 遊んでるひとってそれなりに皆楽しそうではあるんだよね。じゃあいいのか。

090110 追記。

ちなみに対戦クイズゲーならではの重要ポイントを補足しておくならば、クイズの強さを頭の良さと捉えたい子が少なからずいるので、アニゲ、スポーツ、芸能はその観点から叩いて、かつ、アニゲ得意人口が多い分叩きも多いという。

との指摘。