GALCON

上級戦術。いい具合に膠着を楽しめるかんじに戦力が拮抗し、且つ突出して Hate 値を溜め込んでるプレイヤが居ない状態では、「最後まで戦力温存したやつが勝つ」状態になるので、全員がますます動けなくなるが、動かない状態が続けば戦力差は開く一方であり弱小陣営としては不利、したがって自分ではないほかの誰かに動いてもらって、状況を動かす必要が出てくる。が、もちろん全員「おまえ動けよ」「お前こそ動けよ」という状態なので、そんな簡単にはいかない。へたにフェイクモーションを連発していれば狼少年になってしまうし、どのみち動きすぎはマークされるので得策でない。だが方法がないわけではない。

具体的には以下の例。

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おれは赤で弱小。北側に黄色陣営と青白陣営があり、どちらも強大で面倒なので、まずはこの二つをかみ合わせたい。このとき黄色と青白陣営の中間に丁度いい具合に戦力 41 の中立惑星があるので、ここにギリギリ占領できるかできないか、くらいの戦力を派遣する。すると、両者の中間に「赤が戦力を削ったので容易く獲れるようになったけど、獲ったら即総戦力の近い陣営と緊張状態になる」という厄介な惑星が出来上がる。厄介だが、獲らなければ獲られるから、動かざるをえない。

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案の定、赤（おれ）の小手先技に乗せられたとわかりつつも、黄色と青白は互いのテリトリーの隣接を無視できず総力戦に突入。これだ。「わかってるんだけど動かざるをえない」という状況を作る、つまり自分以外の陣営同士を隣接させるように点を繋いでやる。隣接すれば一触即発。そのために多少の戦力は目減りするが、主力を削りあう当事者であることを避けられるのだから安いものだ。

もちろん、大陣営同士の意志力が強くて戦争にならないとか、多用すると「死ね戦争商人」みたいなかんじでこれやっただけで Hate 値が急上昇して狙われまくることになったり、いろいろだが、結構使える。逆にこれをひとからやられた（かつ隣接陣営がやる気まんまんな）場合の対抗策は、さっさと戦力をまとめて空白地帯へ離脱、領土を隣接陣営に明け渡すという方法があるか。主力を使い潰せば必ず負けるのだから、後手にまわった以上とにかく被害拡大を食い止めるのが先決。

なお、例示に使った画像の勝負は、黄色と青白が消耗したところで勝負をかけた、まではよかったのだけど、ずっと戦力温存していた青陣営に追い上げられてもっていかれた。策士気取っても機を見れないとダメだな。