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月と太陽

子供の頃、なんとなく「月と太陽はちょうど正反対の位置で地球のまわりを回ってる」と思い込んでいた時期があって(たぶん「ワルサー P38 はワルサー 38 ページと読むのか読まないのか」とかで喧嘩していた頃だな)、校庭のよじ登り棒(むかしはそういったエクストリーム系遊具があった)に昇って空を眺めると、右斜め上にまだ夕方の太陽、左上に月が浮かんでいて、あれーこれは正反対ではないような、分度器があればわかるかなー、いや分度器とかみるまでもなくこれは…とか世界認識と現実のギャップが脳からあふれ、「あれ?なんでだ!なんでだ!」とかガンガン頭をぶつけてる拍子に棒から落ちてしたたかにケツを打って悶絶した。重力の発見である。一緒に遊んでいたジュンちゃんが笑ったあと心配になって泣き出した。近くにいたクミちゃんの心配しているような見下しているような視線は忘れられない。いや忘れていたよさっきまで。

考えてみるとおれの幼少時代の記憶って、「ベランダに干してある布団の上で遊んでいたら布団ごと頭から落ちた」とか「ブロック塀に登って遊んでいたら塀が崩れて落ちた」とか「輪っかを連ねた円筒状の遊具のてっぺんで仰向けの大の字になって身体を支えてみようとしたけど支持できずそのままガンガン四肢と頭を打ちつけながら地面まで落下」とか、なにかに登っては落ちる思い出ばっかりだ。重力発見しまくり。