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OFF 会とか同窓会とか

以下の補足。

相手とこっちで互いが知ってる互いの情報に大きな不均衡がある場合、具体的には片方が web 日記をやっていて、片方は特に公開日記を書いていないという状態で、それに関連して喋ることはだいたい「日記に書いてある内容の補足や追加説明」「そもそも日記に書いていない話題」ということになる。で、そのような状況があったときに、そういえば同窓会と OFF 会では全然対処が違うよなと思ったのでメモ。これはおれのような立場、つまり「夜のブロガー」側の作法で、昼のブロガーの場合どうなるのかは知らん。

  • OFF 会では「日記に書いてある内容の補足や追加説明」を喋る
    • 日記に書いていない話題というのは、web に書くまでもないことか、または公開の場には置いときたくない情報だ(おれや友人知人の個人情報など)。おれはインターネットのひととはインターネットのこと以外喋るつもりがないので、日記に書いていない話題は基本的に無いものとして振舞う。
  • 同窓会では「そもそも日記に書いていない話題」を喋る
    • 同窓会で会うような面子とは、普段あんまインターネットで交流してるわけでもないので、インターネットのこととかは基本的に喋らない。おれが web 日記を書いてることを知ってるひとは知っているので、なんか聞かれれば答える。けどだいたいインターネットの話というのはきちんと説明すると長くなるし、どちらかといえば「そもそも日記に書いていない話題」を共有する場が普段あまりないからこそ同窓会みたいな場は設定されるわけだから、そっちを優先して適当に流す。

で、それがなんだというと、よくある「暮らしのひとともネットのひととも ON でも OFF でも会うことが普通になってしまってるので、相手や自分をどう位置づけたらいいかわからないよ」という問題について、「そのひとと OFF で会ったときに自分が無意識にどっち(ON or OFF)の話題を選び、もう片方を選ばないか」ということを基準に振り分けて考えればわかりやすいってことだ。飯 OFF とかで平日も会いまくっているようなひとでも、立ち入ったことは喋らないようならネットの友人。ほとんど毎日チャットしててネットの話題とかも共有してるんだけど会ったらどちらかというとネットの話はしないなあ、というかんじのひとは暮らしの友人。

とはいえ、それで片付くほど簡単な現代社会でもない。メディアもひとの立ち位置も曖昧なんだよね。ある時期まではネットの友人だったけど仲良くなってだいぶ私的なことも話すようになった、とかいうのはごく普通の話だ。家族や同窓会的な人間関係はネットに対して mixi などを通じて侵食してくる。暮らしの友人がネットで揉め事を起こせばものの道理を説くために自分のネット経験談などを開陳する必要があるだろうし、ON/OFF 入り混じった交流を続けていれば、ネットの友人の私的な場に立ち会うことだってある。あとまあ各人のネットと暮らしの切り分けポリシーはバラバラだし互いの空気や距離感の読み方がバラバラだから、個人が具体的にアカウントだとかで切り分けて個別に管理しているような情報群も、多層的なネットワークに関係者が紐付けられていくうちにだんだんゴチャゴチャになってきたり、当人の意図しない紐付けが既定路線化してしまったり、または曖昧かつ間接的に漏洩したりしていくんだよね(関連→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040421#p2)。流動性が高い足場のうえで自分を経営していかねばならんのは面倒だけど、それは人類全員お互い様という話だしなー。