matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

DEAD SPACE

Chapter 4 まできた。そろそろ序盤は終わりかな。

DEAD SPACE

スーツが Lv 3 になったー。これで安心感が増してちょっと怖くないぜ。スーツはレベルが上がると目玉(っていうか顔の部分のライトの切れ目)が増えるので、自分のレベルが今いくつか一目瞭然。さらに言うとサードパーソンビューで常に見ている自分の背中に体力ゲージと超能力ゲージがついていて、それで常時コンディションを視認可能というおもしろ親切設計。そんなふうなので、本作には基本的にゲーム世界に覆いかぶさるような情報表示が一切なくて、メニューとかは呼び出したら PC の周囲に(世界内に立体として)ホログラム投影表示されるようになってて(そのまま移動とかもできるし、カメラを回せばパースが変化する)、試みとしておもしろい。セーブ画面も、一応作品世界中描画されたホログラムにズームアップするかんじで表示されてるしなー。唯一完全なメタ表示は Pause メニューくらいか。マップは(ほぼ一本道だから迷うようなことはないんだけど)立体的で複雑だから位置関係の把握はむずかしいし、アイテム収集要素があったり、武器のカスタマイズもできたり、かなりゴチャゴチャと画面に詰め込まないといけない情報が多いゲームだという前提で、それでもメタ表示系を排除するために、メタ表示系自体を作品世界側に押し込めてしまうというのは新しいっつーか、なるほどってかんじだ。

ところでおれがこのゲーム買うまでイヤだイヤだ言ってた理由について書いておくが怖いゲームだめなんだよ。Biohazard 初代とかですら。GoW とかの場合別に怖くない。敵も味方もマッチョまみれで、フェイスハガー系の乗っ取りクリーチャーとか出てこないし。あとなんといっても主人公がクリーチャーとか全然怖がってないマッチョだってのもデカいな。宙吊りの死体を見て「Sweet」とか言うようなメンタルの持ち主に感情移入してるんだから、それは怖いもんないわという。でも DEAD SPACE は違う。怖がらせフィーチャー満載だし、主人公もマッチョじゃない。深夜一人で遊んでてビビる系。だから買いたくなかった。買って遊んで序盤はきつかった。角をいっこ曲がるたびに席を立って顔洗ったり煙草吸いに行ったりした。けどだんだん慣れてくることができた。最近はわりと平常心で戦えてる。いやもちろん怖いんだけど。怖くても平気という状態。なんで怖くなくなってきたかというのは、DEAD SPACE の出来がよかったからなのかもしれんと思えて、まあおれとしては怖くないほうが助かるので、いいんだけど、複雑。

なんといっても、戦闘に戦術性がある。DEAD SPACE は敵の(やられれば自分も)腕とか首とか吹っ飛ばすことのできるゲームで、表現としてはけっこうグロいんだけど、そのフィーチャーにゲーム的な意味がある。つまり吹っ飛ばした部位によってそのクリーチャーの取れる攻撃オプションが減るんだよね。身体のあちこちを狙って、一時的に足止めしたり、攻撃力を削ったりしながら、有利に戦いを進めることができる(逆にいえば「なんでもかんでもヘッドショットしていればいいゲーム」ではない)。で、そういう「考えながら狙う作業」って、やってると結構落ち着く。「ギャー!またわけのわからんクリーチャーがー!とりあえず腕を!腕を落とさないと!…じゃあこいつの腕はー…これかな?(バキューン)」みたいに反応してるうちにだんだん冷静になってくる。撃った部位が吹っ飛んだらそれは「まともなフィードバック」だから、こんな見かけでも銃(や工具)によって物理的に干渉できる存在である、=怖くない、という処理で精神安定化完了。「こっちが持ってる一切のオプションが無意味」という意味での恐怖は、とりあえず有効な攻撃オプションを見つけた時点で緩和される。

あと、演出とその密度。もうね、シーンが一々「そろそろ来るぞ」とわかるように出来てんだよね。背景の移り変わりでキッチリと予感させ、不安を裏切らないここぞという場所でちゃんと襲い掛かってくる。あと「前回までこれだったから、そろそろここで安心させといて出るだろ」みたいな読みもかなり当たる。むしろ当てられるよう計算してデザインしたんじゃないかと勘繰りたくなる(ある種のウェルメイド感ということができるだろう)。外しようがない部分もある、あらかじめ死んだふりして倒れてるクリーチャーは必ず近くに寄ったら襲い掛かってくるとかね。怖がらせ方が教科書どおりというか。むしろ「ここで出るだろ」と思ってた曲がり角で何もなくて、その次の角を曲がるときが一番怖いかなー。

そのほか過剰にビビらずに済ませるためのゲームプレイ環境 Tips。

  • 基本。部屋の明かりをつける。
  • 応用。ボリュームを落とす。あとほかの音楽とかを鳴らしとく。怖がり要素として音は相当重要で、音量を絞るだけでもかなり怖くなくなる。
  • 応用。みんなでワイワイいいながら遊べば怖くない。

最初、夜に電気消して大音量で遊んでてすげえビビったので、以降はちゃんと部屋を明るくして TV から離れて遊んでるよ。