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脳内処理補足

関連して(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20081022#p2)。「とらドラが自意識系なのか?」問題については、おれはほとんど情報に触れずほとんどゴーストの囁きだけに従って判断したので、ちゃんと読んでるひとから「そうじゃねーよ」と指摘があった場合には「そうですか、すんません」と言うしかないんだけど。どういう事情なのかもうちょっと詳しく説明をと W 氏から軽く ping があった気がしたので、いちおうその囁きを翻訳してみる。

  • とらドラ!」関連作品をざっと見渡したときおれの自意識センサに反応したのは、あらすじとかキャラクタとかではなくて、強いていえば作者のひと。作り方というか。ハチクロのラスボスがキャラクタじゃなく羽海野チカ氏だったのと同じカテゴリではないかという憶測がおれの中でミョーに強くて、そのうえでハチクロは通しだったけどとらドラは止めた、というのは作品の内容如何とかでなく単におれの心理状態からの判断。ハチクロの頃はわりと余裕あったけど今はあんま余裕がないので噛み砕けなさそう。
  • たぶん最初はそれなりに空気みたいにサクサク読めるんだけど、後々で(ハチクロのように)めんどいこじれがエスカレートしていくだろうという憶測。作中の状況としてそれが描かれるという意味ではなくて、たぶん対作者とでもいうようなメタな意識が読んでるうちにおれの中で自動的に立ち上がっていってしまうんではないかという種類のめんどくささ、が、予想される、ということ。
  • というのは、たぶんキャラクタ個別に自立しているよいうよりは、作者という大きな指の指人形としてキャラクタが見えてしまうタイプの作品になってんじゃないかなーという予感があったためで。キャラ芝居と指人形芝居の違いが何なのかというのはちょっとめんどいので今ははしょる。
  • 仮にそうだったとしても、それは単に技量の問題じゃないのかとかいう話はあるだろうけど、ラノベって多分作品とともに作者も同時進行で成長していくところにダイナミズムがあるんじゃねーかと思っているしハチクロとかもそれでいいんだから、べつにそれをもって欠けてるとか十分でないとか言いたいわけではなくて。
  • 問題は「その手がなにを示そうとしているのか」あたりで。それが見たことのないおもしろいモンだったらいいんだけど、とらドラの場合おれは多分それは改めて読まなくていいんじゃないかなーという気がした、というのが作品回避の大きな要因…の予感…囁き…になってる。ひとことでいうと「自立した女性像、への憧れ」らへん?

まあこれ素人がカレールーの写真を見ただけで現物の辛さのピークと帯域を判定するようなもんで、正しくないし、ようするに愚行なのでアレなんだけど、一応。