iPhone 雑感
そういやまだ雑感書いてなかった。ガジェットを EM ONE から iPhone に持ち替えてみての、全体的な感想。
- 小さい・薄い・軽い
- ホールド感はかなり悪い
- ちいさいのに微妙に持ちづらい。ジャストフィットという利用シーンがない。「気持ち横幅がでかいんだよね」とはよく聞く。おれは手が結構でかいほうだと思うんだけど、それでも iPhone の微妙なサイズは「手のひらにスッポリ収まる」でも「ガッシリ持てる」んでもない半端なホールド感。EM ONE はでかくてもしっかりホールドできるので、落とす心配とかしたことなかった。iPhone は電車で操作してるとき、横に立ってるひとの肘が当たるとうっかり落としそうで怖い。縦持ちならまだいいけど、横持ちは出来ない。まあ「電車の中では横持ちしないと見辛いことはしない(縦だと文字が小さくなり過ぎる 1 カラムのブログを Safari で読むとか、Lux Touch などの横画面前提のゲームを遊ぶとか)」という運用で回避。どうしてもというときは、横持ちしてタッチスクリーンではない部分(home ボタンの上あたりとか)を親指でしっかり押さえて見るようにしている。
- とはいえ、これは「ただ手に持った状態、がもっとも持ちやすさとして完成されている(おれ内代表格→PS 系のパッド)」と「なにかを入力した瞬間にホールド感が完成される(いろいろあるけど今世代だと 360 パッドとか)」みたいな、初期設定をどこに持ってくるかという設計思想の対立問題とつながってると思うので、むずい。「触りたくなるインターフェイス」というのは、触ることで安定(完結)感をアフォードすべきで、ただ持ってるだけで安心しちゃうとあんま入力したくなくなるんだよなー。でも携帯機は取り落とすリスクもあるわけだから挑発的なだけではダメなんだろうし。うう。
- 解像度感は大変良好
- 加速度センサによる画面自動回転は善し悪し
- 寝転がって操作してるとき誤爆しやすい。アプリ側の制御と、あと画面回転のハードウェアスイッチのほうがいいんじゃないかと思わんでもない、んだけど、iPhone てそれでなくとも意外にボタンが多いんだよね。home ボタン以外に、音量調節用に二個、電話のマナーモード切り替えで一個、電源ボタンがひとつで、五つ露出してる(と、そういえはおれの iPhone てボタンレイアウト的に右利き専用っぽいけど、左利き用に左右反転した基盤とかあるんだろうか。いやないわな、iPhone で買う時特に聞かれなかったし)。EM ONE だと何しろハードウェアキーボード付いてるからボタン総数は多いんだけど、スライダーを閉じた状態だと電源と画面回転の二個しかボタンは露出しない。iPhone の小ささでこれ以上ごてごてボタン付いたらうざく感じると思う。
- 画面が見やすい
- これはとにかくよかった点。今まで持ったどの携帯機より、直射日光下での可読性が高い。人類の科学は、「日向では自分の体で日陰作らないと字が読めない」というこれまでの常識から、ようやく脱却しつつあるようだ。PSP 3000 とかもこんなかんじなのかなー。
- バッテリは意外に持つ。
- 多分電話としてはダメなんだろうけど(あんま関係ないけど FOMA とかも出た当時「バッテリがもたねえ」と叩かれてたよな、やっぱ電話機には長時間駆動の安心感が必要というか)、おれの場合短距離走者な EM ONE とか使ってたわけだから、それと比べるとバッテリの持ちは充分すぎるほどだ。おまけに EM ONE と違って電話としても使えるというんだからちょう凄い。ついでにいうと EM ONE 用に使っていた給電機がそのまま使えたので資産も活用できる。
- 不安なのは、バッテリ交換が自分でできないことだなー。いまは買ったばかりだからいいけど、一年後にどれくらいヘタってるのかはあんま考えたくない。まあそれでも EM ONE よりはマシだろうけど、電話としては、なー。
- どうにもこうにも iTunes はクソ。