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EM ONE でローカルにダウンロードした web 漫画を読む

考え方。

  • EM ONE の、このカテゴリのデジガジェとして破格にデカい 4.1 インチ 480x800 ピクセルの大画面は、漫画とかを読むのにも適している。
  • インターネットには web 漫画というカテゴリがある。
  • EM ONE を縦持ちした場合、横 480pix の縦 800pix といういい具合の縦長画面になるので、この特性に合った四コマ漫画とかを積極的に読んでいきたい。
  • EM ONE は HSDPA 通信による高速インターネット通信が可能だが、「web 漫画サイト上で読む場合、ページレイアウトの関係で可読性が低かったりする」「通信しっぱなしで ON 読みしてるとあっというまにバッテリが切れる」の二点により、やっぱ画像だけ PC でまとめてダウンロードしておいてから EM ONE に転送、オフラインで読むほうが快適、というかそうしないと現実的には EM ONE で web 漫画を読むってのは結構厳しい。
  • 画像閲覧するならビューアを使えばいいようなものだが、NetFront 3.5c のフリック操作が楽しいので、ここは Picasa 2 の HTML アルバム出力機能と連携してみるといいんじゃないかと考えてみる。
  • 画像をフォルダにまとめて Picasa に読み込むと、そのフォルダを右クリックから「HTML ページとしてエクスポート」という操作で簡単にアルバム作成できる。かなり便利。あんまカスタマイズはできないが、とりあえずはよかろう。FlashJavaScript 等使わないアルバムなので、NetFront でもサクサク表示できる。ページ数が多すぎるとカタログページが激重になるのは問題だが、まあべつにカタログが重ければ target0.html を直接参照して「次の画像」のリンクを次々辿っていけばいいだけのことだしな。

試行。

  • mixi とか Pixiv みたいな最近のサービスの場合、画像 URL が冗長だったりで手作業になってしまうんだけど、伝統的な web 漫画サイトの場合画像のファイル名が連番だったり置き場所がまとまっていたりして、Irvine 等の DL 支援ツールが使いやすい。とりあえず「堀さんと宮村くん」(http://opiumhero.web.fc2.com/)の本編&オマケをまとめて保存してみた。GIF で 3,000 枚弱あった。すごいボリューム。キャラクタ紹介や隠しページそのほかは PC で普通に読みに行けばいいので、とりあえず EM ONE 用には GIF 連番になってる部分だけ。
  • でも画像だけだと HTML 部分に書いてある作者コメントとかは当然抜けちゃうし、エピソード名とかもわかんなくなるし、そのほか諸々の装飾も消えるし、ファン的にはよくない方法っつーか、やっぱ元サイトのコンテンツ側のフレームが全部「次のページへ」のリンクでつながってるのが理想なんだよなー。モバイルや非・常時接続用途の HTML 一括保存ツールとかもあるんだけど、「堀さんと宮村くん」の場合コンテンツフレーム側に「次へ」のリンクが基本的にないので、やっぱどのみちむずいというか…。「いやでもそれサイト一括保存したあとメニューフレームとコンテンツフレームをタブで分ければいいだけの話じゃね?」と後から思ったんだけどそれはまた別の話。とりあえず HTML カタログ路線で試行を続ける。
  • で、画像をフォルダに入れて Picasa に読ませて、HTML アルバムエクスポート。画像は「元のサイズ」、タイトルは適当、テンプレートは(とりあえずサムネイルが影付きとかになったら後からいじるの面倒なので)2 ページ構成の背景黒で。
  • で、アルバム完成。このまんま Micro SD カードに入れて EM ONE の NetFront で開けば普通に漫画として読める…んだけど、このままだと味気ないので CSS をいじる。Picasa がエクスポートするアルバムのデザインはルートに置いてある style.css で定義されているので、これをいじるだけで全部のページのデザインをまとめてコントロールできる。
  • まずは bgcolor を変更(「堀さんと宮村くん」の場合 #ffc600)。さらにヘッダ部分にある Picasa ロゴ(logo.gif)を置き換えると、かなりそれっぽくなった。body の padding-left も画像幅に合わせて適当に調整。画像が横幅 480px 以上の場合は、どのみち全画面使っちゃうので padding ゼロで。ついでに .textbg クラスや hr は別に要らんので display : none ; にしておく。
  • 画像が縦長でスクロールダウンが必要、つまり「次のページへ」のリンクはページ上段でなく最下段に行ったときにこそ必要なんだけど、Picasa のアルバムの「次の画像へ」メニューはページ上段にしかない、ので、これを最下段に移動させる必要がある。「堀さんと宮村くん」の場合すべての漫画が 350x1009 pix 固定ぽかったので、じゃあ単純に position : absolute ; を使えばいいか。メニューの行は .textreg なので、まずは display : block ; でブロック要素にして、position : absolute ; top : 1150px ; とか適当に余白込みで漫画部分よりも下に移動する。さらに下が詰まるとリンクが押しづらいので padding-bottom : 200px ; など適当に余白を書き足す。
  • 親指タッチ操作で細かい文字リンクは押しづらいわけだから、.textreg a には text-decoration : none ; padding : 1em ; border : solid 1px #000 ; とか書いとく。
  • …と、こんなかんじで EM ONE 上に移して確認。結構いいかんじ。Tool Assisted により少ない手間で表示最適化できてる感。これで電車の中でサクサク「堀さんと宮村くん」を読めるぞー。あとこの時点で気付いたのだけど、サイズ変更ナシでもアルバム化する時点で Picasa が勝手に JPG にしちゃうのね。GIF には出るはずもないモスキートノイズが乗ってて、ついにおれの眼もここまで悪化したかとガックリしかけた。まあ問題なし。EM ONE 環境は「とりあえず読めればよかろう」路線重視で、ちゃんと読みたきゃ PC からサイトを見に行けばよいのだ。

40 分後。

  • かなり無駄足を踏んでたことがわかった。標準のビューアは全然ダメなかんじなんだけど、使い勝手が大変良く評価も高かった(けど GPL ライセンス違反により公開停止された)WM 用画像ビューア「MangaMeeya CE」を使うと、ものすごく快適にバシバシ読み進めることができた。web アルバムで閲覧する場合、タブを閉じるときなどブックマーク(ここまで読んだ)の管理がめんどい(というかブックマークし忘れたとき頭出しがめんどい)わけだけど、MangaMeeya CE ならそれも簡単だしな。スケーリング「縦サイズを揃える」だと縦 1009 が 800 に縮小されて一画面表示になるけど、それくらいならべつに可読性も落ちず、「縦横どちらか合わせる」にすると横幅にあわせて拡大表示になって画面ドラッグで読み進め。うーん、MangaMeeya CE がフリック操作に対応して「縦横どちらか合わせる」モードでスクロールバーが消えれば完璧ってことにならんか。NetFront で web アルバムにして見るアドバンテージて「WM 機でフリック操作ができる」って部分だけだしなー。
  • あと「堀さんと宮村くん」近日書籍化だって(http://www.amazon.co.jp/dp/4757524196/)。じゃあそれ買えばいいんだよ本ならモバイル用途の要件充たしてるし。