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鼻歌問題

暮らしのうえでもよくあるし、ドラマやアニメでもたまに見るんだけど、うろ覚えのメロディを誰かが鼻歌で歌ってるという場面に関して気になっていることがある。かなりの比率で、リズムより先に音程を合わせようとして歌ってるひとを見るのだ。けど大事なのって音程より先にリズムじゃよね。正しいリズムで演奏しないとメロディにならないんだから。逆に多少音程が狂っててもリズムさえ正しければなんとなく音楽としては成り立つ。でも「狂ったリズムに正しい音程」でメロディを伝えようとするひとは多いと。なにか呪術的な意味でもあるんだろうかと思ったりもしている。リズムを整え、また伝えるためには膝拍子などかなり有効だ。手拍子となるとなんとなく本格的なノリになってきてちょっと気恥ずかしいけど。…というその「気恥ずかしさ」への反射から、なのかな。考えてみると、音程合わせるのはそうでもないけど、リズムを合わせることへの日常感覚側からの抵抗感って結構あるかも。恥ずかしいからメロディの簡単な部分は中途半端に早回ししてしまって、リズムが崩れる。

音楽を演奏する際やってはいけないのは「失敗したとき、そこで一旦演奏を止めてしまう」ことだと言われている。練習では失敗するちょっと前からやりなおすということもよくやるけど、本番では「失敗してもリズムを保ってそのまま続ける」が唯一正しい。ノリ重要。合奏なら当然といえるが、そもそもリズム感は聴衆とも同期されるべきなのだから、独奏でも条件は同じだ。みょーにリズムを守って鼻歌を歌ってるひとが居たので聞いてみたら「昔ピアノ習ってました」と言われたこともあった。現役で音楽をやっているひとは別として、基本的にはそのての教育を受けたときよほど厳しく言われてないと、リズムを守ろうという行為は、癖として定着しづらいのかもしれない。