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STUNTMAN : IGNITION

STUNTMAN は、おれがめちゃくちゃ好きな方向性のタイトルなんだけど、あまりにウェルメイド感高すぎてちょっとダサさが足りないかなーと思う(←かなり贅沢な不満)。たとえば、MAXIMUM CHASE ほどには「これ作ったの絶対いいひとだよ」感はない。とはいえ、このチームの開発スタジオに近所のガキが遊びに来て「ここでゲーム作ってんだって!クール!」「オッホー、よく来たなボウズ、その通り、ここがおれたちの秘密基地、最新のビデオゲームの開発現場というわけさ。腹減ってない?ピザ食う?オレンジジュース飲む?それともコークかな?」とかいう光景は妄想可能。

…まあ、いまどきそんな牧歌的なシーンなどあるわけないが、最後の二週間で一気にクオリティが上がっていくかんじとか、いじり続けた炎のエフェクトがほぼ満足のいく見栄えで安定して一人夜中ニヤついた顔で酸っぱいコーヒーを呷るプログラマとか、なんかそこいらへんはあってもおかしくないものとして想像できるゲームだ。絵作りに力を入れて、その実現のためリソースを注いでいる。仕様の大きなところでは冒険をしておらず、つくりとしてはかなり手堅い。こういうタイトルでは、枝葉のクオリティに現場担当者のがんばり度がモロに出る。がんばり方を決めるのはもうちょっと上のほうだろうし、すべてに行き届いているかんじではないけど、要所には八割方の「愛だねー」みたいな感覚を持つことができて、なんだろう、「圧倒的に美しいものを作り上げる」のではなくて、「楽しんで、好きになってもらう」ための努力、みたいな。