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大作病

STUNTMAN や THE CLUB を買うのに時間がかかった問題整理。

  • おれの中でたぶん THE CLUB と STUNTMAN は同じような位置づけ。それほどリッチなゲームではないけどスルメ的に楽しめる的タイトル。どちらかといえば伝統的な、ゲームゲームしたゲーム。
  • THE CLUB は、たぶん 2,3 年前ならそれほど迷わず買ったはず。STUNTMAN を買い渋ったのと一緒。近年、というか去年あたりからじわじわと、360 に「大作感のあるタイトル」のラインナップが出揃いはじじめていて、GTA4 がそのひとつのトドメ。
  • HALO3 とか GTA4 とか BOP とか AC もそうだけど、とにかく量的質的なバリューがものすごいから買って損がない。「洋ゲーは無駄にボリュームが多い」という往年の偏見健在なりだよ。一つの巨大なシステムのうえに複数の遊び方が存在する大作群。ひとつの遊び方のために最適化されたスマートなシステム(省リソースの一点凝縮ワンモードでやりこむ系のタイトル)のお買い得感が相対的にかなり低下している。
  • 正直フリーローミングサンドボックスゲーがフルプライスなら、アーケードライクなゲームは定価 4,800 円あたりが値頃なんじゃないかと思っている。現状そうなっていないから、そこに「最初っから最後まで熱い湯加減で遊べます」という「調整料」として数千円をのっけて、それでフルプライスになってるという感覚による納得。
  • BOP で BO シリーズが遂にフリーローミングになる、みたいな話が出たとき、「べつに自由なんか要らねえから BO は最高にエキサイティングなレースゲームで居てくれよ」的なことを思ったんだけど(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080111#p1)、今後の市場を見据えたとき、天下の BO シリーズといえどもこの「フリーローミング的なタイトルにあるモヤモヤしたお買い得感、というよりも、フリーローミングなラインナップが出揃った状態で出る非フリーローミングゲーのモヤモヤしたお値頃じゃない感」を無視することはできなかったのかなー、とか今回思ったりした。
  • 成功例でいうと、COD4 や R6V2 は、ほとんどそんな感覚を持たずに買えたタイトルだ。「いまこのシーズンにこのタイトル」みたいな、お祭り感さえあれば気になることはないわけだ。でもこれらは「(360 タイトルにおいてほぼ標準的な軸のひとつになっている)マルチプレイのおもしろさ」を当代一流の域にもっていっているタイトル群であり、シングルプレイ中心で遊ぶイメージの THE CLUB や STUNTMAN とはやはり同じカテゴリとはいえない。「(一応あるけど)マルチにはそんなに期待できない」つながりでお祭り感があったっていうと、GRAW2 とかかな。

…というようなわけで、STUNTMAN や THE CLUB は、おれの中でいまいちブームにまで持って行くことができずに購入までもたついた、STUNTMAN に関しては実際ワゴンセールまで待った、THE CLUB はセガ代&ビザール代というあたりで折り合いがついた、というかんじ。なんか微妙な気分の話なのでまとめづらいのだが、往年の日本における「RPG の大作化体制下で微妙な抑圧を受けるマイナージャンル&タイトル群」みたいなイメージの、西欧版みたいな感覚を後追いでじわじわ勉強しているような気分。日本におけるその波をおれが被ることはなかったけど(なんせ RPG 遊ばないひとだからおれ)、西欧のその波の影響は受けてしまっているなー。