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斑鳩

Forza 2 を Drivatar(プレイヤのかわりに運転してくれる NPC)にクリアしてもらったり、アイマスがランキング上位者のリプレイデモ再生ツールになったりするように、必ずしも自力で遊ぶだけが楽しみでなくなりつつあるような面も今世代機にはあり、その流れでいうと、ランキング上位 100 人のリプレイをダウンロードできる XBLA斑鳩は「リアルタイムで極まってくる攻略ムービープレイヤ」として捉えることもでき、これだけでも 800MSP ぶんの価値は十分にあると思える。なんと、このソフトでは攻略デモ再生機能に加えて自分でプレイすることも可能です!みたいな。おれは自力やりこみ参考目的でなしにいろんなシューティングの攻略ビデオ DVD LD などあれこれ買ってるんだし、リプレイだけ見てても結構楽しい。これはいいものだよ。

なにせリプレイ再生でエンディングまで全部見れるしな。まあ STG のエンディングは、素で見てもどうってことはなく、自力登頂できたときはじめて感動みたいなものがこみ上げてくるわけだけども…。ともあれ、この時点でも上位者のプレイは芸術的だ。なぜ斑鳩が工芸品なのかといえば上達したゲームプレイを職人技にまで昇華するからだ。圧倒的な練習量と攻略センスにより磨かれた一流のダンスだ。同時に我々に示された、拳法修行における套路みたいなものだ。あのとおりにやれば絶対にクリアできる。なぜなら、あのとおりに動けば、世界は必ずあのように応えるからだ。てことを考えると、やはり自力プレイ欲を刺激されるのだよね。欲をいえば斑鳩にも、ライデンファイターズのようにスローリプレイの再生モードがあって欲しかったし、さらにいうと 16:9 の画面比を活かしてリプレイと実プレイを横に並べたプレイとかもできたかった。まあ実際にプレイしてれば自分の画面見るので精一杯だろうから、横並べが役に立つとすれば「二つのリプレイを比較するためのモード」だろうけど。

とはいいつつも、世界一位の攻略はすでに「まあそりゃこのとおりに動けばできるんだろうけどさー」な領域に入っており、初心者参考用にはいかにも敷居が高い。というあたりでおすすめなのが、ランキングの 100 位近辺のリプレイ。現時点では通してクリアできてないリプレイも結構ある。なんだか手が届きそうな気分になる。近所のゲーセンで往年にはそこそこ鳴らしたらしいにいちゃんが、「おー斑鳩だ、なつかしいなーパターン覚えてるかなー」とかいいつつプレイしてみたけどイマイチで、照れくさそうに小首をかしげて席を立ったレベル。そこいらへんのリプレイから順番に 20 位単位くらいではやめにリプレイを保存しておくとよい。もし腕前がどんどん上達していけば、「こいつには勝った、こいつにはそろそろ勝てそう、こいつに勝てるのはいつの日か…」みたいに指標になる。なんで早いうちがいいのかというと、日が経つとランキングの敷居が上がっていくから。まあ下手側の人間にも享受できる先行者利益(?)のひとつだな。