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斑鳩

ところで 360 版「斑鳩」期待の新フィーチャーといえば、XBOX Live 経由での CO-OP ということになる。ネットワーク CO-OP といえば先日公式ページに注意書きが掲示される事態になった Mr.DRILLER Online の「ネットワーク対戦まともにできねーよ」問題などが記憶に新しい、ってよりは現在進行形だ。おまけにミスドリは、対戦がネットワークのみで画面分割モードがないというバッサリ仕様。おいおいほかのタイトルと比べてもだいぶカジュアル向けくさいタイトルで。ハイデフ 16:9 のド画面なんだからそんなのいくらだってスプリットスクリーンしてくれよと思うんだけど、日本でそういう(720p 以上を前提とする)富豪設計が可能になるのは TV の地上波アナログ放送停波後に販売されるゲーム機以降ということに、おそらくはなる(最大解像度が 720p だろうが 1080p だろうが、現状では表示モニタの下位互換対応は必須であり、VGA でコンポジット接続しているような環境向けにもある程度のことは考えざるをえない)。というかミスドリ Online の場合は、そういう基準の判断からというわけでもないっぽいから筋が違うか。

斑鳩は、オフライン CO-OP も当然可能。できなきゃおかしい。ただ不満があるとすれば、ランキング機能が Live ごしにしか存在せず、ローカル側で記録できないというところか。XBLA 専売タイトルであるから、製品を買えるってことは自動的にランキングに接続できるって意味なので、「買ったのにランキング見れない」みたいなひとは居ないという前提ではあるけど、基本オフライン環境で淡々とやりこむ系のひとにはちょっと抵抗感あるかもだし、あと自分のプレイ記録を手元に残すという意味では、タイムスタンプつきのランキングは結構モチベーションに繋がったりする(ネットの向こう側の他人と競うよりも昨日の自分を超えたい感)。

脱線したので戻して、斑鳩のオンライン CO-OP はどうかというと、まあ「たぶん同じ都道府県内とかだとほぼ問題なし」「国内なら、まあわりと」「韓国とか中国とか近隣国とは、わりあいラグるけどそこは気合いで」「アメリカヨーロッパとかが相棒なら、大概のことはあきらめましょう」というかんじ(どうもゲスト側を基準に同期を取っているようで、ホストするより誰かの立てたセッションに加わるほうが快適っぽい)。斑鳩は 60fps 完全同期必須のシューテムアップな工芸品であるから、海超えた相手との CO-OP が厳しい現状は、(ミスドリの場合と違って)べつに斑鳩のネットコードが稚拙とかいう問題ではない。むしろよくやっているように思える。調整にはかなり時間がかかったという噂を聞いた。

たとえ理論値的に光直結 300,000km/s で両端末をつないだとしても、秒間を更に 60 フレームで割れば、5,000km 以上離れた場所同士では絶対にフレーム遅延のない(清浄な)対戦環境は実現しえないという物理的限界の話だ。そこを前提にして、予測と補完によりどれくらい辻褄を整えるかという話になる。さらにいうとローカル側の事情に描画方式によるフレーム遅延や、コントローラの規格による入力遅延などが絡んできて、原則的で厳密な世界からはどんどん遠ざかる。現代はなにかとややこしい時代だ。ジャンルでいうと、貧弱な通信環境も含めたオンライン対戦環境で発展した FPS などの通信デザインは、オフライン時代に完成したがゆえに完全同期前提でしか成立しえない格ゲーや STG などよりも、よほどおおらかにできている。そして斑鳩は、STG なのだった。ミスタードリラーも ACT だから、なにかド直球すぎる方法で完全同期を取ろうとすればあのようなことになる、という話なのかもしれなかった。斑鳩の場合敵の軌跡やタイミング、射撃のスケジュールにランダム性はないので(撃ち返し弾の軌跡はランダムっぽいけど、あれも決め打ちだろうな)、自機の位置と射撃の ON/OFF と属性、あと敵ユニット毎に死亡フラグをやり取りしてれば問題なさげ、だろうか?