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いろんな場所での MO ゲーミング

Rainbow Six : Vegas 2 のゲームコミュニティがどうなるのかは今後次第だが、とりあえず R6V の 1 で興味深かったのは「プレイヤーマッチが盛り上がっている」ということだった。ようは見知らぬ誰かとの Ranked Match よりも、見知った仲間内での交流戦がメインで、延々と対戦や協力プレイで遊ぶというスタイル。ほかのシューター系タイトルの対戦と比べてもボイスチャットは活発な印象で、(ゲーム中では激戦のさなかにあっても)会話は全体的に和やかな雰囲気の場が多かった。単純に「Ranked Match は一戦毎にセッションが解散される」という事情があるので、同じメンツで何戦でもやれる Player Match のほうがマッチングの待ち時間などがなくゲームの没入できるという事情も大きいのだけど、そういうことではなくて、なにかこの、プラットフォームやゲーム形態を問わない MO(非 MMO)のゲームプレイは求められ続けるのかなー的な感覚につながって、わりと納得していた、ということを書いていなかったので、メモ。

R6V シリーズにおける Player Match の感覚って、もちろん直系としては PC ゲー界隈における Clan 制の流れなんだけど、連想としていえば、往年にあった「Phantasy Star Online で延々パーティプレイしてる感覚」に近い気がしていた。PSOARPG で、R6V は FPS だから、ゲームジャンルは違うんだけど、なんか似てるんだよなー。PSO と通じているってことは、当然その後継として市場に対して置き換わったといってよい CAPCOM「MONSTER HUNTER」シリーズとかとも似ている。ようは「MO で、アクション性を伴い、見知った面子を中心として、まったり遊ぶ」という形態。FPS は全体的に刺激が強いわけなんだけど、R6V シリーズには独特の落ち着いた雰囲気があるように思えた(洗練されたサバゲー感というか)。これで R6V に育成要素があれば、もう「テロリストハンター」とかじゃないのかという。例示にモンハンが出てくるということは、当然同じ CAPCOM 社でいうと「LOST PLANET」とかも MO でワイワイ戦う TPS として結構息の長いコミュニティを作ることに、それなりに成功しているようにも見えて(←Twitter の 360 部らへんとかを見るかぎりにおいてだが)、まあようするに MO なら何でもいいんじゃないかという話になるんだけど、まあなんというか。実際なんでもいいと思うんだよね。

この場合で、据え置き機と携帯機の違いをなにかというと、Aim(照準)のしやすさという話に落とせないだろうかと思っている。パッドを使う家庭用機は、マウスを使える PC と比べて狙いづらい、という問題を抱えていたが、今世代機においてはもはやそれも過去の話になった(だいぶ解消したので普通に遊んでるぶんに違和感を覚えることもほとんどなくなったという話で、もちろんいまだってマウス最強ではある)。けど携帯機では、まだちょっとむずかしい(メトロイドNDS とか DOOMiPod touch とかで、タッチパネル系ガジェットで標準系は模索されるのだろう、か?)。解像度、処理能力、正確性など、事情は様々にある。別の筋合いの話をすると、Aim でなんでも処理したほうがいいのは、ある程度以上 PC から離れた位置にあるものだという話がある(←FPS とは「有視界のすべての環境に対して(多くの場合弾丸を撃ち込むという形で)ダイレクトに干渉することが可能なゲーム体験」であり、物理エンジンなどはその応答性に大いに活用されている、的な筋合いで)。自機のものすごく近くにあるものについては、いちいち Aim して指定するより、とにかく A ボタンを押せばどうにかできるんだ的な処理であるほうがわかりやすい(つまりそれは、Melee(殴り)はトリガにでなくボタンにアサインされるべきだという話でもある)。というような事情を掛け合わせると、「Aim が十分な据え置き機では FPS が妥当、Aim が不十分な携帯機では ACT が妥当」というふうな住み分けが見えてくる。そこに「MO で延々まったり遊べる消費材」らへんのテーマを被せてみると、「360 のシューターコミュニティ、PSP のモンハンコミュニティ」というかんじに配置できるんじゃないかなーという話。