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擬似マルチタスク

夜半から、ねとらじUstream にらじろぐと、各種サービスを利用したネットラジオなどがあり、それら全部を聞きたかったので並行して聞きつつ、関連したチャットやそれらとは別のチャットなどを 3 つ 4 つ同時にやる、というかなり忙しい状態に陥ったりしておもしろかった。RTS みたいなかんじというか。聖徳太子ならぬおれとしては結局それらすべてを捌くことができず、チャンネルをいくつか閉じて可能な範囲で回すかんじになった。

  • リアルタイムに三つ以上応答が必須となる同期メディアに接することはできない。二つでもかなり散漫になる。
  • 聞くだけでいいメディアは音量さえ調整すれば、ある程度話を取りこぼさず三つ程度聞き流すことは可能(喫茶店で周囲の雑談を全部聞くのは不可能だけど近くの席いくつかの話の流れは追える的な話として)。けどそれらに対するリアクションを入力しはじめると途端に取りこぼしまくる。あと、それぞれのラジオを別の PC で受信してスピーカー位置を物理的に変えると聞きやすくなった(ひとつのヘッドホンで聞いてると、会話が混ざってわけがわからなくなる場面多し)。ゲームや映画の臨場感とかだけでなく、こういう状況下でも音響の立体化は重要と。
  • ラジオを聴くのを諦めてチャットに専念すると、5 つか 6 つくらいまでなんとかなる。というのはチャットが半同期メディアだから。けどそれも流れてくる発言に最低限の応答を返す程度という話で、自分から意見発信をしはじめるとかかりきりになる。このあたりでは、タイピング速度の遅さもだいぶストレスとして体感できる(思ったときには入力が終わっていたい)。同時複数チャットが常態のようなインターネッターは、変換ミスのイライラとか絶対に避けたいと思うだろうから ATOK 必須だろうなー。

おれはあまり大量の情報を捌いて遊ぶような趣味がないので、こんなことは滅多にやらないが、むしろネットをこんなふうにばかり使ってるようなひとも世の中には居るだろう。人間には忙しさ自体がおもしろさの体感に接続されるという感覚が確かにあって、ふつうはひとつひとつの情報がおもしろいかどうかが重要なんだけど、溢れんばかりの情報洪水に身を晒すと、ひとつひとつのストリームがおもしろいかおもしろくないかとかどうでもよくなって、単にそれを処理していること自体が楽しいみたいな気分になってくるのかもしれない。限界までやりこむと、人間はどれくらいの量の情報を捌けるのだろうかと、ちょっと考えたりした。