Mr.DRILLER Online
結局買ったったー。タイトルとかセレクタとかのグラフィックは新規なのになぜか肝心のゲーム中グラフィックが使いまわしの引き伸ばしだったり、なんだか SE が鳴るべきところでなにも鳴っていない気がしたりするけど、なにせ基本的にミスタードリラーはおもしろいゲームなのだからそこが問題なければおもしろいのだった。ススムくーん。
でひとしきりシングルプレイで掘ってみたあと「どれ、タイトルにも入ってるオンライン要素とやらを見てみるかね」と思って Live 対戦をやってみたら、…なんで世間でこのゲームの評判がイマイチなのか理由がわかった。シングルプレイだと「まあなんか寂しいところもあるけどいいんじゃねドリラー楽しいし」で済むだけど、マルチプレイはかなり問題があるっていうか、ゲームになっていない。説明がむずかしいのだが「掘っても掘っても戻される」地獄。Dio の術中にあるポルナレフのような状態というか。掘ったつもりが直前の状態に延々戻されてゲームが進行しない。ホスト側のひとは普通に(?)進めているようで、差がつくばかり。なにかの間違いかと思い何度かクイックマッチで試してみたが、一度あった「辛うじてある程度操作できる」という状態が最良で(がんばって連打しまくって 60m ほど掘ることができた)、あとは 0m 地点から 1m も進めない(というか進んでも進んでも元に戻される)ような状態が続いた。全体の挙動もまるで携帯電話ゲーみたいにモタつきカクつき、どんな仕様書いたらこんな動作になってしまうのか謎。ススムくーん。
- ためしに自分が host で一回やってみたら、ある程度挙動のカクつきはありつつも、普通に掘り進めることができた。
- ようはホスト側を基準にした完全同期型の設計になっているってことか。しかも適合が取れなかった場合、各ローカルの最新プレイ状況に対して「ひとつ前の適合結果」を優先して巻き戻す、という宇宙的な仕様になっているものと推測。
- イコールコンディションで対戦するために、ブロック配置などは完全に同じである必要はあるだろうから「ステージ生成のキーを host 側が開始時点で吐く」ってのは必要だろうけど、それ自体には大したデータ量は要らないだろう。で、インゲームでは depth の情報だけ遣り取りしてれば、ゲームとしては最低限成立するはずなんだけど、どうもやたら富豪にデータを遣り取りする設計になってんのかなー。対戦相手のサムネイルが表示されたりしてるけど(同時四人対戦まであるので最大四人分の進行状況が表示されるようだが、1v1 ですらこの状態なので四人対戦など試していない)、べつにこんなの正確じゃなくていいと思うよ…。
- 問題は「最低限の通信さえうまくいってれば対戦はとりあえず成立する」でなく「全部うまく通信できてないとゲームが成立しない」ような仕様になってしまっていることだが、なんでこれ事前にわからなかったんだろう。これまでにこの種の問題が出たタイトルはなかったように思うし(LUMINES Live! の対戦は(国内はともかく海外プレイヤと対戦するときなど)若干ラグかったけど、ゲームにならないというほどではなかった)XBLA のテスト環境がそんなに貧弱とは思えないのだが…。
…というようなわけで、Mr.DRILLER Online はその名に反して Offline 専用タイトルとして遊ぶことに自動的に決まった。挨拶がわりに 1,000m は掘ったので、次は 3,000m。そこまではいいんだけど、じつはおれいまだにミスドリのシリーズ通して 5,000m 堀れたためしがなかった気がするので、地道にチャレンジといこう。グラフィックについては、やっぱり気にはなるけど、XBLA ではこれ以外のバージョンがないのだから仕方なし。諸般の問題をクリアした完全新作 Mr.DRILLER C.E. とかに期待することにしておこう。そのへんまでには全ステージクリアできれいればいいかな。