聞くと軽くイラっとするんだけど、よくできてるなぁと思ったネット語関連
「目線」が「視線」のかわりに定着したような流れで、たぶん自分で積極的に使うことはないんだけど、出来自体はいいので何かの経路で普及するようなことがあってもおかしくないよなと思ってるネット語関連。なお、「軽く」「イラっとする」も、おれがあんまり好きではないタイプのフレーズなのだった。けど出来がいい。
- 空目
- 用例「ヨロイ元年をヨロイ元帥と空目した」とか。「空耳」の視覚バージョンみたいなかんじ。空目した≒一瞬見間違ったんだけど前後の文脈から不自然さに気付いて、正しく再認識した、みたいなかんじか。
- Google「空目した」→http://www.google.co.jp/search?source=ig&hl=ja&rlz=&q=%E7%A9%BA%E7%9B%AE%E3%81%97%E3%81%9F
- チラ見
- 用例「前の席でおっさんが読んでる新聞をチラ見」とか。チラチラ見た、の略語形みたいなかんじか。
- Google「チラ見した」→http://www.google.co.jp/search?source=ig&hl=ja&rlz=&q=%E3%83%81%E3%83%A9%E8%A6%8B%E3%81%97%E3%81%9F
状況を簡潔にパッケージ化できてるかんじがして優秀。口語ベースにも持っていきやすいから、すでに会話でも使ってるひとはけっこう居そうっていうか、「チラ見」については電車とか喫茶店とかで数件聞いた。なんでおれがこのての日本語活用があまり好きではないのかについては、まだうまく言語化できない。たぶんかなり関係ないんだけど、村上龍「五分後の世界」で、アンダーグラウンドでは略語を使わないという描写があって、当時「ある種のオタマインドだなー」と思った覚えがある。