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倒錯社 Ustream 公開放送を見学

思想的にこじれてるけど性根はまっすぐというか頭のよさが仇になってうまい具合に器用な世渡りができずワーキングプア、みたいな界隈におけるインターネットの今を伝える自由フランス放送(?)、倒錯社の Ustream が公開放送をやるという話だったので見学に行った。E 氏については今更述べるまでもないが、今回 Ustream 界期待の新星・Y 氏の顔を拝みに行くというモチベーションは大きい。といってもなにせ Y 氏というのはあのとおり至極正直な青年であるから、彼が公開放送に集まってほしいのであろうオーディエンスは具体的にムサいおっさんなどでなく文化的にこじれたギャル(なんかオリーブとかの近代女性雑誌文化とついでに左翼思想などを研究してる慶応あたりの大学院生とか、あとおれはよく知らんのだが固有名詞でいうと江古田ちゃん的ななにか)なのであろうし、どちらかといえば我々日陰側のナードは分相応にネットの向こう側からパケットを受信するのに留めるのがジャスティスなのかもわからんという気がしなくもなかったのだが、そこは知的好奇心によって乗り越えざるをえないキャズム

再三脳内テーブルに浮かんでは消える「人文地理的に遠くはなさそうだが文脈が接続されているわけではないので、個人的に言いたいことも聞きたいことも特にないのだが、なんとなく喋ってる場に居合わせてはみたい」問題、ようはネットウォッチの一環ということだが、ネットと違う「観測距離まで接近すれば、相手からも観測される可能性が生じる(深淵を覗く者は同時に深淵から覗かれているのだ)」という暮らしのコードを定期リマインドしておくことは健全だ(実際にはネットにおいても観測者追跡や逆観測はある程度可能なのだし)。そこで文脈が後付けにでも接続されることがあれば、それはまた当然のひとの縁というものだし、なければ、まあそういうものだったという話に落とせばよい。

  • 開始時刻ちょっと遅れて現着したら、見学者おれ一人という状況。げげーん。
  • しかも会場が地下で電波状況が不安定。放送自体むずかしい状況で、トラブル対応に追われる E 氏。Ust で聞いたそのまんまのノリで掛け合う E 氏と Y 氏のやり取りを一人部外者として聞くおれ、という、ここにさらに客観カメラあったら 90 年代の邦画とかで見たようなアレだなあというかんじ。
  • 結局録音ツールと Ust を同時に立ち上げて、通信切れ切れでも後日完全版を podcast なりで配信、というかんじで対処することになった。次回への反省点としては「店が対応してる公衆無線 LAN サービスに契約する」または「地下以外の会場を使う」のと、あと現地での予行演習必要、というあたりか。
  • そんなこんなでしばらく放送(録音?)していたら徐々にオーディエンスが増えはじめ、最大時六人という状態での公開放送。それでもいつもの Ust リスナー数からするとちょっと少ないかんじだなー、倒錯社ファンは地方在住者が多いのじゃろうか、とか漠然と思ったりした。まあ無粋のキャズムを前にして多くのひとが空気を読んだ結果なのかもしれない。

話は Ust 併設の IRC チャットとも違ってリアルタイム双方向性もあるしノンバーバルなコミュニケーションもあるしで、やっぱおもしろいなこういう場はとしみじみ思ったが、別件の OFF 会予定が入っていたので途中退出。だいぶ後ろ髪ひかれた。内容面で思ったことなど思い出したらあとで書く。