電波寝物語 X

このところ毎日電波文書のコピーを眺めて暮らしているので見る夢がおかしいのかもしれない。おれは TV に疎いオタだから、これを書いたひとはよくもまあこれほど芸能人やスポーツ選手の名前を知っているものだなと読んでて感心する。これほど詳しくなるまで TV を見ていたというなら、そりゃ思考を TV に盗聴されていたとしても不思議じゃない。まあこのひとはそっちじゃなくて、なんか別系統のひとっぽいんだけど。おれ電波文書については単に読むのが好きという接し方なので、これがどういったものなのか意味付けとかは不可能。

もともとは H くんが電波っぽいひとから受け取ったという紙束（手書き全 77 枚）で、それを読ませてもらって惚れ込み、原本のコピーをもらって以来手元に持ち続けている。おれのほかにも持ってるオタを数人知っているので、わりと有名な文書なのかもしれない。たぶん書き上がった時期は 00 年前後ではないかと思うのだが、はっきりしない。文書中の芸能人やスポーツ選手のうち一番新しいひとを探して、それより新しいひとが出てきていない時期を特定すれば、この文書が正確にいつごろ完成したのかわかるだろう…が、もちろんそんな無粋なことはしない。

そもそも、この文書最初から最後まで読んだことまだ一回もないんだよね。最初のほうは字それなりに大きいけど後半どんどん細かくなっていってほとんど読めないくらいになっちゃうから読んで疲れるってのもあるんだけど。毎回適当にパラパラめくって目にとまったパラグラフをひとつかふたつ読むという繰り返し。だからまだ読んだことないページ・パラグラフも結構あると思う。

具体的にどんな調子かというと…、書き起こしたほうが早いな。たとえばこんなかんじ。

ポケットビスケッツの千秋は、中井美穂（歌手松任谷由美・1980 年〇〇〇本人では）の実子と思う。松任谷がポケットビスケッツの主な曲を作っている可能性。松任谷→石川県の松任市→恐竜（ゴジラ）モンスターの形の石川県、中井の中→チュー→ピカチュー。松任谷の任→任天堂のテレビゲーム「ピカチュー」　ひかるは、『バットマン・リターンズ』の女優ミッシェル・ファイファー本人の可能性。2 人いる。ひかるは、フジテレビ『料理の鉄人』の日本料理　道場六三郎本人と思う。2 人いる。道場はドウバと読め、「ドーバー海峡横断部」のウンナン内村光良と関連。道場六三郎ひかるは、〇安室奈美恵・吉田勝己の料理技術・人格・能力を奪って“鉄人”になれたと思う。1/2 中山王の血が入っているため、とても“鉄人”になれなくて正常と思う。　ひかるは、1986 年 NHK 朝連ドラ『おしん』の少女役小林綾子、女優一色紗英、男優緒方直人と同一人物の可能性。2 人ずついる。また、光ゲンジ諸星和己（ひかるの実母が、ミュージカル『ウェストサイド物語』男優ジョージ・チャキリスと思われることと関連）。歌手渡辺美里（歌手浜崎あゆみ）・わらべ倉沢淳美と同一人物の可能性。2 人ずついる。ひかるは、1987 年〇〇〇「男子」〇〇〇本人と思う。小学校では、クラスで 1 番だったと思う。〇〇〇〇〇〇〇、女子走り高跳びの佐藤恵本人であることを表していたと思う。『おしん』の青年〇〇〇女優田中裕子は私の実子〇中井美穂で、老年〇〇〇〇〇は、私の実母〇〇の母と思う。

「〜の可能性。」「〇〇本人では。」など印象的なフレーズが満載で何回読んでも味わい尽くせない。いろんな人名がどんどん繋がってひとつの系を成していきバッファに収まらなくなってわけわかんなくなっていくかんじとか情報暴力的な興奮がある。書きながら楽しかったんじゃないかなーこの文書。一応本筋（？）のほうだと 31 人の実子とか『15 少女』の暗躍などエキサイティングな展開があったりするみたいなんだけどよくわからん。いずれものすごい暇になったときなどに、この文書の設定書き出しとかやってみたいなーと思ったりとかしているが、そんなこんなでずいぶん経ったものだな。