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PROJECT GOTHAM RACING 4

bule or red

ついにきた PGR4。おれの中でのレースゲー史マッピングでいうと、PGR シリーズの前にはリッジレーサーシリーズがあり、PGR シリーズの先にはまだなにもない。つまりひとつの流れの最先端の最新作が、PGR4 というわけだ。DC で産声を上げた MSR が姿を変えて初代 XBOX ローンチの 1、XBOX Live ローンチの 2、XBOX 360 ローンチの 3 と、32bit 機以降陣営一角のプラットフォーム立ち上げを飾ってきたという経緯からも近いものを感じなくはない。前作 3 はローンチ合わせという要求がきつすぎてかゲームプレイとして練りが足らんかんじだったが、今作ではそのての不満を逐一つぶして快適に楽しくおもしろく奥深く遊ぶことのできる品質に仕上げてきているのであろうという信頼もある。Bizarre 社が MSGS を離れるとのことで、残念ながら現在の延長線としての PGR5 や PGR6 はなさそうではあるが、ならばこそ現時点での PGR シリーズが目指し実現したものを見届けねばなるまい。

だがな。この季節には Halo 3 もあんだよ。ネットワーク以降のコンシューマゲーは「いつか完全にやり尽くす」というだけでは済まない。「いつやり込むか」が重要なのだ。そしてこの十月には、PGR4 と Halo 3 のどっちを遊ぶべきなのかってのはねー、あれだ左右に体を引き裂けばいいんだよ!またはいっそコピーロボットを四台くらい導入して「Halo 3 用のおれ」「PGR4 用のおれ」「仕事用のおれ」「寝る用のおれ」それぞれに人生を分担すればいいんだ!やめやめ。虚しい。

  • だいぶ操作感が変わった。車重に引っ張られる。3 を思い切って 2 に戻したっていうかんじかなー。これはこれで。すくなくとも 3 よりは好きだし、たぶん対戦向けの調整としても「おもしろくて差が出やすくて理不尽さが少ない」みたいにまとめてあるんだと思う。
  • メニューまわりの整頓されっぷりは大変よい。特にシングルキャリアなど「とりあえず毎回変わるイベントに参加しつづけるだけでいいのでデフォルト位置からカーソル移動する必要がない」くらい簡単にまとまってる。だが最初から整頓されすぎていて頭の中でメニュー構造の整理がしづらい気もする。これは Halo 3 でも感じた。使いやすさに最適化されてるのでわかりやすさが減ってる感というかなー。使ってみればすぐわかるようになってるわけなので、まあそこにこだわることはしていない、というかんじなんだろう。最近のトレンドというか。
  • とにかくガレージ制から一歩引いてくれたのがうれしい。これでいいんだよ。ゲームがアクセスしやすさを切り捨てるようなことがあってはならないよ。
  • メニューまわりもそうだが、全体的にテクスチャを削ぎ落としてフラットなディテールを見せるかんじになっている。デザインポリシー、のようでいて、じつはソフト設計とも合致している部分なのだろう。この世代に要求されるクオリティと速度の合致点を突き詰めていくと、ひとつの結論がここになるという。
  • 遊んでると感じられるなんともいえない「ワルガキ感」みたいなものは素晴らしい。これが PGR シリーズにあってほかの運転ゲーにない魅力といえる。アメリカにないイギリスなりの妙、というかんじなのだろうか。
  • おまけゲームの Geometry Wars : Waves は、Evolved からそれほど大きく進化したかんじでもないが、高詳細度感が上がって、あとゲームデザインを一方向へ極端に振ることで「PACMAN に対する PACMAN C.E.」みたいな位置づけのおもしろいゲームになっていると思う。ボムなし& 1 ミス即終了なので、よりリプレイ性が上がって病みつきになる。