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最近の読書

Halo 3 | 071017

谷甲州「火星軌道一九」のあとなに読んでるのかというと、北方謙三「楊家将」上下巻なのだった。三国志水滸伝の両シリーズ以外の北方謙三氏時代もの作品は、滅多なことでは買うまいと決めていたのだが(←たぶん次のシリーズに手を出すとすれば文庫版で「楊令伝」が刊行されはじめるタイミングだろう的な意識)、ちょっと水滸伝刊行ペースの間隙に時代ものが読みたくなってしまったので。それでいうとじつは今なんとなく読みたいなーと思っていたのはどちらかというと田中芳樹アルスラーン戦記」のほうだったので、ちょっとそっちのほうの気分をメモしておくか。

ようは「ラノベ的な読み応えの歴史もの風の小説が読みたい」つながりで、じゃあいっそ銀河英雄伝説をものすっごいひさしぶりに読んでみるのはアリかナシかと一考してナシだなと判断(本編十巻のボリュームというより、あの頃の田中氏文体はいまの感覚ではたぶんレゴブロック的にパサパサしていて読み下しづらいのではないかという推測)、そのへんでいうと当時あんまおもしろく感じなくて結局中盤あたりまでしか読んでない創竜伝シリーズとか読み直すのはアリかなとも思ったけどあれは超(スーパー)アクション伝奇的なアレだからジャンルちがいだし、とにかく主人公側が勝って勝って勝ちまくるアルスラーンの中世チャンバラ感はいかにもライトだし面倒がなくていい具合ではないかと思えるし、まあ問題があるとすればアルスラーンて確かいまだに終わってなくて第二部の途中で止まってんだよね。そこを気にするポイントにするか否かというあたりだが、まあ第一部をズラーと読んで第二部途中で終わっててもたぶんいまのおれくらいの距離感では「おもしろかった」でなんの問題もなく終われるので、じゃあそれかなというかんじだが、次の問題はそれが本屋に置いてあるかどうかだ。長さの問題でいうとマヴァール年代記でもいいのだが、あれはさすがに短すぎだしな全三巻であの薄さ。とにかくにも、本屋に行ったときふとアルスラーンが目に留まるようなことがあればあるだけ一気買いしとくか?という気分がセットできたところで、次の本屋めぐりの機会に最初に目に留まったのが「楊家将」のほうだった、という按配。

「楊家将」は上下巻で短いしボリューム的に手ごろ。北方氏の時代小説の書き味が十分にライトであることは既読シリーズで確認済。置き換えて困るかんじはしない。どのみちいずれは読むつもりではあったし、既読本より未読本のほうがそりゃいいし。じゃあこれにしよう。というかんじで。たぶんねーほんとにある意味(それがフィクションベースかノンフィクションベースかを問わない)歴史小説を書く場合の、田中芳樹氏と北方謙三氏は、それぞれの生み出すものが年代違うけど近いんだよ脳内マッピング的には。