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来年末あたりまでには、家庭用機における RTS 風アクション的なビジョンに向けての各デベロッパの回答が出揃いそうな風向き

RTS っぽいかんじの土台のうえで、複数の部隊を指揮しつつ、アクション要素とかもありつつ、神の視点ではない、パッドで快適に遊べるゲーム」みたいなビジョンは旧世代機あたりから微妙に開拓がはじまり、今世代のゲーム機に託された宿題のひとつかと思う。そこいらへんの成果が、今年のクリスマスシーズンから先、徐々にではじめるのかなーという感覚がある。といっても、核になるタイトルがあるのかというと、どの弾があたりそうか的な予感もいまのところあまりないので(まだジャンルとして成立したというほどはっきり道ができていないので当然だが)、未明。ただ、なんだかそこいらへんに向けて微妙に流れがあるなーという感覚は、ゲーオタとして持っている。ジャンルとしての深度は今後さらに数年くらい熟成を待つ必要があるだろうと思っているが、それが「モノになるかならないか」を占う意味でも、今世代を代表するようなマイルストーンが必要だろう。

旧世代機でわかりやすいとこをいくつか挙げると、Phantagram 社の XBOXKINGDOM UNDER FIRE - THE CRUSADERS」、Pandemic Studios 社の XBOX/PS2「FULL SPECTRUM WARRIOR」、Kuju Entertainment 社の GC「突撃ファミコンウォーズ(BATTALION WARS)」などがあるか。どれも pause 可能だし、なにより生産コマンドがないので、ありもののリソースをどう動かすかというレベルに留まっていて、RTS というにはストラテジ分が足りんだろうというかんじだが、しかしまあそこいらへんがあれだ、RTS「風」ってかんじで。

ていうかこの流れ以前に FPS 拡張の「小隊指揮」みたいなジャンルもあって、そのさらなる拡張路線として考えるほうが、ゲーム規模や制約に対する感覚として妥当性があるともいえる(強いていえば real time strategy でなく real time tactics というかんじ)。それをメキメキコンシューマカスタマイズしているのが Tom Clancy 氏シリーズとかになるか。「RAINBOW SIX : VEGAS」はその点で完成されている。「GHOST RECON : ADVANCED WARFIGHTER 2」は、ほとんど「RTS「風」のなにか」の二歩くらい手前まで小隊指揮ジャンルを強引に拡張したかのような鮮烈さがあって、それゆえにおれの中でこのタイトルは評価が高い(ただしそれは GOTY みたいなトータルでどうかという基準でなく、「お祭りモンスター」として)。

そのほか雑多メモ。

  • まずは鉄板で「ゲームとして遊ぶぶんにおもしろいのだろう」と予想できるのが Wii「BATTALION WARS 2」。なんせ前作から「新規性よりバランス」みたいな姿勢があったので、とりあえず買っとくぶんに安心感がある。ただ「なにか見たこともないものが見たい、これまでやれると思っていなかったことができたい」的な欲望が充足されないのもまた確か。あと今回は待望のネット対戦が入るのでそこには大いに期待したい…とはいっても、Wii のネット対戦は XBOX Live のようにタイトルと無関係に横断的なタグが発行されるわけじゃないので、フレンドみつけるのがだいぶめんどくさそうではある。対戦でのバランス調整は厄介そうだが、まあそこは信頼しておきたい。
  • PHANTAGRAM 社の KUF シリーズ新作は出るけど、RPG とのことでこのジャンル追求路線からは離脱か。
  • Tom Clancy シリーズからも、新作として「ENDWAR」てのが出る。開発は UBI 上海ということで、未知数。
  • 360 で「Front Line」てのが出るらしいが、どういうもんか調べてない。
  • 去年「The Outfit」てのが 360 で出たんだけど、あれ結局買わなかった。評判も聞かないから、イマイチだったのかなあ。挙動が硬かったので期待しきれなかったんだよな。