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どうでもいいが気になる件

むかーし見た TV の、たぶん有名でもない一話限りのサスペンスドラマで、いまでも覚えているシーンがある。夜、不審な男に尾行されている女のひとが、いよいよ追いつかれて襲われるかもしれないというタイミングで、自動販売機に駆け寄ってジュースをドカドカ買い始める。迫る足音、あせりつつも必死に手を動かす女。脱いだセーターを袋みたいにして、取り出したジュース缶を次々入れていく。なにやってんだこのひとそんなことやってないで逃げろよ、とか思っているうちに男が早足から駆け足になり、いよいよ目前に迫る…と、振り返った女が缶ジュースを詰め込んだセーターを、男に思いっきり叩きつける、よろめく男、そのまま駆け出して逃げ切る女。なるほどねー、手持ちの道具と環境を使って、とりうる最善のオプションを考えるというマクガイバー的アイディア、と感心した。が、そのドラマについてはそのシーンしか覚えていないし、それが実際に有効な不審者対策だったのかという点も疑問だ。

で、最近あれはジュース一本 100 円だった頃のドラマだったっけなーという、どうでもいいことが引っかかっている。覚えてないけど一本一本小銭で買ってるとしたら、100 円と 110 円ではストローク数に差があるのでやばいかもなとか。あと最近の自販機の場合 1 〜数本買った時点で強制的にお釣り払い出しとかになる仕様が多いので、あんなまとめてドカドカ買えない気がするなとか。当時と今とでは時勢も違っているから、あのての状況に陥った場合現代でとりうる最善策は「近所のコンビニまで必死で走る」なのかもなーとか。