靴下

おれはわりあいズボラな性格をしていて便利なのだが（良い選択肢を選べるよう努力してこなかったので客観的に豊かな人生を送れないのであろうことはほぼ確実であり、したがってわりあい雑な環境で暮らすことになるが、そこでズボラがプラスに働いて、受け取る外圧に対してある程度無頓着で居られる）、しかしズボラは社会生活を営むうえでちょっと問題でもあって、具体的には気をつけていないと家を出たあと靴下の左右の色が別だったことに気づいても気にならなかったりする。あんまそれはどうよと指摘されたので対策することにしたが、そこで注意のレベルを上るようだと面倒なので、ほかの方法で実装。

• 靴下屋で同じ種類の靴下をまとめて買う。とりあえず予備含めて一週間分。
• 平日五日間、毎日同じ種類の靴下を履き変えて暮らす。休日は基本的にサンダル暮らしなので靴下履かない（七日分だと予備二足という勘定）。
• 週末に洗濯する。
• 破れたらまた同じ種類の靴下を買ってきて補充。

つまり同じ種類の靴下を大量に備蓄しておけば、そのうちのどれとどれを左右に履こうとそれらは必ず同じ色・同じ素材の組み合わせになるので左右違いが指摘されることはない。洗濯物干すときも「えーとこの色の靴下のもう片方はー」とか探す必要なく、とにかく靴下とわかれば二枚単位で干していけばよくて手間が減るし、同定判別のエラーもなくなる。申し分ない。