散歩：高円寺→中野

週末にカードゲーム「タブラの狼」を遊ぶ会をやることにしたので、資材調達のため高円寺の「すごろくや」（http://sugorokuya.jp/）へ。

調停役のやるべきことがカードに簡潔にまとめてあり、それを番号順に読むだけで調停役ができ、調停役のミスと負荷を激的に低減できるという「タブラの友」と、あと人数の揃いが悪いときの時間つぶし用に「ごきぶりポーカー」、あとカードの絵柄がなんとなくいいかんじだったので「ととあわせ」英語版の「Sushi Bar」を（日本語版が欲しかったのだが英語版しか売ってなかった）、それぞれ購入。というようなわけで用事は済んだが、せっかくのいい天気で高円寺からそのまま家帰ってゲームしてネットしてゲームしてアニメ見てゲームして寝るのもなんだなと思い、誰かこのへん在住でひまそうなひとー、と脳内検索したら真っ先に L さんのことが浮かんだので電話。ひまだということだったので、じゃああそびましょうという話になった。

• あそぶといっても金も目的もないので、例によって中野方面に歩く。
• L さんと中野に行くと、大概サンプラザでハロプロっぽいイベントとかやってんだよなと思って見たけど今日はべつにイベントとかやってなさそうだった。
• 中野ブロードウェイにいつもの経路で入りいつものように喫煙場所でぐだぐだ。
• そういえば 5 月 5 日に中野で DoGA CGA コンテスト入選作上映会があるけど、その日はそっち行かずにタブラの狼やるんだよなーと思ったので、じゃあせっかくだから中野 ZERO ホールに今日行くだけ行って、上映会に参加した気にでもなるかということで、行った。ガラスの前でいっしょうけんめい踊ってるひととか公園で自転車競走している幼女ズとかが居た。ふつうだった。ここはいつもこんなかんじなんだろう。
• 夕方になってきたのでメシでも食おうかと思ったけど適当なアイディアもなかったので、佐世保バーガーを食った。でかいやつにしたらほんとにでかくて後悔した。ボリューム的には問題ないのだが、食いづらい。

あとは、おもしろいアイドルオタ逸話など聞いて（だいたいアイドル関係の逸話などというものは、アイドル自身の逸話よりアイドルオタの逸話のほうがおもしろいのに決まっている）、やはりアイドルオタとプロレスオタはコミュニティとしてどこか通じているなと思った（まあおれの基礎的なプロレスファン知識は徳光康之「最狂プロレスファン烈伝」から入っているので、これもだいぶ歪んでるんだと思うけど）。興行に対する現場主義が出るべくして出る環境であるとか、そもそも産業自体が似通っているとも思う。おれが「なんかあっちのほうで楽しそうなことやってるな」と思いつつ、ついに踏み入ることのなかった分野だ。ガチ勢もネタ勢もメタ勢もそれ以外の漠然としたファンのひとたちも居て、いいかんじに煮詰まった熱量が渦を巻いている。プロレスには全然興味がないけどプロレスのことを熱く語るプロレスファンから見たプロレスや、アイドルには全然興味がないけどアイドルのことを熱く語るアイドルファンから見たアイドルは、非常な魅力を発しているように感じられてなんともいえない。なにかをおもしろがる、そのこと自体によって、自らおもしろい存在になっていく（なってしまう）人々とか。名もない多くのプレイヤに支えられている、それがつまりは、シーンというものなのだろう。