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おれの人文系・似非人文系鑑定基準

漠然と人文系・似非人文系といってみるが、優劣とか正当性とかについての意図はない。あと、もちろんおれに人文系的な素養はないので、門外漢からの視線として。

  • なんかふつうの話に人文系っぽいジャーゴンを混ぜてこねくりまわすのは似非人文系のひと。
  • 人文系の話題を身体的な用語で説明するのがトゥルー人文系のひと(「脱臼」「捻挫」など)。
    • 「ふつうそういうのは脱臼しないだろ」というようなもの(パラダイムとか)が脱臼していると、人文系っぽい。

実際には、専門語使わなくても簡潔に語れる話題に専門語を混ぜて話を冗長に(ややこしく)してしまっているひとは似非っぽくて(カタカナ営業語を乱発する政治家のひととかサラリーマンのひととか)、専門語抜きでは冗長になって合意を得るまでに時間のかかりすぎる問題を、専門語を適切に織り交ぜることで手短に提示できるひとが本物っぽいっていうような、わりと基本的な話だろうか(つまり専門的な会話テクニックには「専門的な用語」と「専門的な用法」の二通りがあるってことだ)。とはいえ、手短にするためだけに専門語を使うっていうのは、必要があってそれを行うというようなモチベーションでもない限り、案外むずかしいことなんだよな。無駄を省いてちゃんと相手に伝わるように話すとか、頭使う必要のある作業なんてただでさえめんどくさいわけだし、難度も高いので、意識していたってそれをうまくできるひとは多くない。だいいちそんな実のある対話を必要としている状況なんて、おれが見て回っている範囲のインターネットにはほとんどないというか。

無用のモグラが掘った穴は、無用の形をしているというのかなー。無用の形から観測すれば、無用から見て世界は無用で出来ているってことにもなるが、それは要するにセカイ系ってことでもあって、狭いループだな。ならば外側を知らなければ、という話になるが、それは面倒だしな。やっぱり「ほかにもいろいろあるんだろう」程度に浅く思考停止しておくのが、ラクラクでありつつ。なんか違う話になったな。

…とか書いてたら、

「脱臼」つうのは一応ジャーゴンなのですよ。シェイクスピアの『ハムレット』経由(「もはや世界の関節が外れてしまった」だったかなんだかというセリフ)の。なので、この事例には当て嵌まらないと思われます。

との指摘。まあにゃー。なるほどにゃー。