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されど 10 分 たかが全 26 話

今週から試験的に録画アニメに「味楽る!ミミカ」を追加してみたのだが、この 10 分の消化がいきなり重たい。おもしろいので見るぶんには楽しいんだけど、安物のリソース靴下の底が抜けてしまったような感覚。しっくりと収まってくれない。やはり日常タスクとしてのアニメ消化ペースは現状でけっこうギリギリのバランスなのだなと感じさせられる。といってもう録画をはじめてしまっているのでいまさらやめるつもりもない。

それはそれとして、ようやく XBOX 360 側から読める形になったので、「機動戦艦ナデシコ」の最初のあたりを繰り返し見ているんだけどおもしろくて仕方ない。いやこれはおもしろいのかな。どういうんだ。ナデシコのおもしろさは説明しづらい。十年経ってもいまだによくわかっていないのかもしれない。たとえば第一話だけ見てもあんまりおもしろそうには見えないアニメだ。よくできたアニメ作品に共通している「よくできた第一話」感がナデシコの第一話にはない。けど徐々にギアは上がっていく。山田が死ぬところまで見た。極めてベタだ。ベタ的にメタ、いやメタ的にベタという意味でベタな死だ。軽々しい。山田の死という一点だけに特に思い入れているわけでもないのでアレだが、なにかなーおれはあまり自覚していないけど結構會川昇氏の脚本が好きなのかもしれないな。

今回は 5.1ch リマスター版なので、以前見返した(あのときはたぶん LD ボックスだったと思う)時とは音響が違う…というか具体的には OP がなんだか妙なかんじになっていて、これはあんまりいいかんじではないように思う。まあいい。あとルリが妙に新鮮だ。そういえばこんなやつも居たかという。「あたしも結構馬鹿よね」の諧謔は、これほどわかりやすいのに当時のアニメ言説で軽んじられていたような印象があったか。ユリカは、やはりどうにも印象が薄い。デスノートにおけるミサほどではないが。道具的存在にすぎなく見えるからだろうか。ミサはキラの道具でしかないように見えてしまったが、ユリカは誰の道具に見えるのだろうか。ストーリーのかな。「悩んでいるように見えなければ考えているように見えない」というのは、弱さにしか共感できない感受性の乏しさの一形態だ、が…。

で、10 分アニメを消化できるかどうか悩みつつ並行して 30 分アニメをドカドカ見れているというのは明らかにおかしいのだが、どうもこれは別腹で処理しているようだな不思議なところだ。