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最近の読書

時代小説からいきなりラノベにいったんでは趣がない、のでここは一端 SF あたりを経由すべきだろう、という判断はあるのだが、どうにもこの SF に対する最近のおれの腰が重い。なんだ次は SF 体力問題か。具体的にいうと読もうかなと思って避けたタイトルが二つあって、ひとつが冲方丁マルドゥック・ヴェロシティ」シリーズ、それともうひとつ、こちらのほうがスルー歴長いけどグレッグ・イーガンディアスポラ」。「マルドゥック・ヴェロシティ」はその後にラノベをつなげることを考えたら悪くない選択だと思うし、ディアスポラは SF を経由するという考えのうえで文句ない選択だ。が、どうもなにかおれの中で重たいからなかなか手に取れていなかった。SF を読む前に気分のようなものを SF 向けにセットする必要を感じて、その準備がかったるかったというか。いやちがうな。非 SF 的な気分がおれ側にセットされてしまっていて、それを除去する手間が要る、というかんじだ。まだるっこしさだな。頭が酸化してゆく。

結局気合でイーガン「ディアスポラ」を買った。このままでいいわけはない。ハード SF なんてものは、どうせ最後さわやかに決まっているのだ。安心して読めばいい。どうせ毎ページ小難しいんだけど全部理解する必要はまったくない。それが正しく書かれてあることを信用して斜め読みすることも、ハード SF を朝晩の通勤読書に移植する際には必要な技術だ。イーガン氏作品は文字を忠実に追っていくとだいたいのイメージを脳内に再構成することができるようになっている描写が多いので、それを馬鹿正直にやることがまず目癖としてのイーガン読書の楽しみのひとつだが、いちいち全部それやってたら電車乗ってるだけ体力気力共にグッタリしてしまうからな。今回は「適当に読む」を心がけよう。