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第五回文学フリマ

文学フリマ

去年は寝過ごしたが(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20051120#p1)、今年は昼頃起床できたので参加。一昨年はこんなかんじだった(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20041115#p1)。さらに一昨年(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20031108#p2)。

  • というわけで、今年も喫煙所などで交わされるオサレなひとたちによる素敵会話のフレーズをサンプリングするゼー(おれは田舎者なので洒脱な都会人(を自認したいひとたち)だけが持つあのなんともいえない素敵な挑発会話感覚が大好物なのだ)と思った、ら、喫煙所がなくなっていた。あれー。以前は 1F エントランス脇に素敵会話スペースがあったのに…と思ったら、地下にあると。移動。あった。けどそこは喫煙所とは名ばかりのまるで SPIKEOUT のステージのような殺伐空間でした。全面コンクリ打ちっぱなしの異方性反射もなまめかしいドン詰まり。これはオサレ会話など無理だあー。
  • なにか事前に買いたいような本があったわけでもない。会場で適当にカタログを見て、いくつか回って、何冊か特に読まずに買った。100 円コピー本とか結構あり安い。高い本もちらほらあるけどそっちはチェックしなかった。漫画でなく文章メインの即売会なので、装丁に凝ったものは少ない印象。サンプルをまとめて展示してあるブースがあり、中身を確認したいひとはそこで一旦立ち読みができるようになっていた。
  • 自ら自動機械を擬してゆく売り子のひとたちなどを漠然と見ていた。儀式、様式、約束、手続き、効率、機会…とか、いろいろ浮かんで、なにかがつながりそうだが、混濁している。
  • 何人か顔見知りのひとと会った。今日は「会話を拾いにいく」というモードだったので(まあその件は喫煙所の SPIKEOUT 背景化により挫折したが)、ひとの顔をまったく見ておらず、全員先に相手から話しかけられるという失態。おれは「出かけるひと」であって「会いに来られるひと」ではないのに、こんなことではいかんなと反省した。
  • T さんとは階段で、L さんとは喫煙所で会った。同じく喫煙所に S さんも居たのだが、そのあと見失ってしまった。K さんとは電話して合流した。(前述と別の)S さんが女性と一緒でびっくりした。A さんが来ているらしいとの話だったが、結局みつけられなかった。(前述とまた別の)S さんを閉場前に会場で見かけた。何度か同じ場で見かけたことがあるだけで、話したことはない。S さんを見かけたのは今年三回目で、これはちょっと多すぎるかなと思ったが、今年はかなりあちこち出歩いているので、そういうことがあっても不思議ではないなと思い直した。
  • Wii コントローラ型のリモコンを持って街に出て、そのへん歩いてる通行人を操作する(ふりをする自分を楽しむ)おもしろゲーム」
  • 手持ち無沙汰なので公園でひまをつぶす。くたびれた石製の滑り台があった。一緒にいたひとが「こんなの誰がすべるんだ」とか言ったので滑った。おもしろかった。でもスロープ部分についている滑り跡が二条で、あーこの滑り台は、みんな尻つけて滑らずに、膝まげて両足で滑ってんだなーと思った。おれも、ちょっと汚そうだったので、やはり両足で滑った。無邪気も遠くなりにけりだなと思った。
  • さっきの公園に戻ると滑り台でこどもがあそんでいる。ちゃんとお尻で滑っていて感動した。あれは背筋が伸びる光景だった。滑り終えたこどもは、そのままの勢いでまた滑り台の階段部分まで駆け戻っていた。そうだった。あそこまでで滑りアクションは一セットだ。滑り終えた直後の興奮は、また滑り台に登る地点まで走っていくことによって発散されなければならない。あれが無邪気ということだ。おれも取り戻さなければならない。といっておれがあの滑り台を尻で滑って階段まで走るという意味ではない。もうあの滑り台に収まる体格ではない。性根も腐った。おれがあそぶべき滑り台は、あれではない。
  • 文学フリマには、ふつうの漫画即売会よりコミュニティ感が高い印象がある。まあマイナージャンルの即売会はだいたいそうかもだが。ともかく、売り手と買い手が完全に分かれているような大規模即売会とはかなり空気が違う。机をまたいでの雑談もけっこうあり、会場隅での立ち話の群体も多く見られる。このへんの、和やかなんだけど微妙な手持ち無沙汰感を、うまい具合にイベント企画に落とし込むにはどうやったらいいんだろうかなー、やっぱ座敷かなー、会場畳敷きで半分ディーラーズルームで半分談話&企画スペースで、みんな立ち話じゃなくて座って輪が作れて机とかホワイトボードとか適当に使ったりもできれば…、てそれ合宿型のコンベンションだよギャフン的な妄想中断。まあそこまで器を作ってしまうと逆に空疎になってしまうかもしれない儚い部分が、こういう制約下では感じ取れてしまうということだろうかな。
  • せっかくの秋葉原ではあったが、ほかにひとが居たのと、あとなんといっても文学フリマ参加前に XBOX 360Gears of War」(戦争機器のほう)は入手済みだったので、ゲームショップ等は回らず。

なんのかんのと閉場近くまで会場&会場付近で時間をつぶした。そのあと数人で京王線沿いの倒錯社大学(という名の E さん自宅 OFF)に参加して OFF 会談義などして(その結果が昨日付のエントリだ→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20061111)、あと「アナーキストはやりたいことをとりあえずやり、男は原理的に童貞として生まれてきて、童貞はとりあえずセックスがしてみたいので、童貞のアナーキストはいまひとつ説得力に欠ける」的な話を聞いて、さらにそのあと新宿に戻ってカレー屋で時間をつぶし、夜半に散会。おもしろかった。疲れた。せっかくの GoW をあそぶ体力ががが。