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ラノベの主人公みたいな

以前「高いビルの屋上に一人で居るとラノベの主人公みたいなことを考える」という名フレーズを聞いてたことがあって、あーラノベって基本的にはクラスの真ん中に居ないひとたちのための小説ってことなのかねと思ったりしたが(まあそもそもクラスの真ん中は小説を読む場所ではないという話もあるだろうが)、もうちょっと噛み砕くと「テリトリーを意識しなくてよい(窓際や屋上のような)開放感の中で、テリトリー意識がむしろ希薄になってゆく過程にある乾いた一体感と疎外感」みたいな読者側に漠然とある素養に同期してゆくのがラノベの基本ルールってことなのかなという特に根拠とかはない考えが浮かんだということだが、別アングルから考えると、高負荷なポジションでがんばってるひとがラノベの主人公みたいな台詞を言いはじめたり、ラノベの主人公みたいな考え方に基づく行動を取りはじめたら、そろそろリソース不足になってきててヤバいという信号と理解することができないかなと思った。たぶん捉え方感じ方のパターンの話なので、世代限定ではある。ラノベ的な意識って、基本的には「持っているリソースを使わなくてもいい立場、という余裕」(をうまくドライブさせて充実感に転換するのがラノベの仕事)と「自分にはまだ余裕があるのに周囲から参加を要請されていない、という疎外感」(をうまく満たしてくれる場の提案がラノベの仕事)のないまぜかなと思わなくもないが、ある年代のオタには「一杯一杯の状態で仕事してて」「それでも周囲の要求レベルに応えようと努力している」、つまり「余裕がない」「噛み合ってる」状態から、ラノベの主人公的な台詞が出てくるひとが居るような気がする、んだ、けど、サンプル数が少ないのでよくわからん。

というか、あまり余裕がないからこそ、余裕があるときに言うような台詞を言ってみて安定をはかっているという話かもしれないな。テンパってるときに「駆け抜けてみるか今夜!」(http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E9%A7%86%E3%81%91%E6%8A%9C%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B%E3%81%8B%E4%BB%8A%E5%A4%9C&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=)とかを合言葉にもう一頑張りする、みたいなのと近いノリで。