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最近の読書

ためしにどうかねと言われて、おかゆまさき撲殺天使ドクロちゃん」というラノベを読んでみたが、気がついたら歯の隙間からへんなうめき声みたいなのが漏れていたので、いかんなーやはりおれはまだちょっとラノベのうちのここいらへんの流れにはついていく能力がないわーと思って読むのをやめた。いずれ造詣を深めていけば、読み込めるのかもしれないが、その日が来るかどうかはわからない。こういう文体テキストサイトっぽいっていうのかなあ。あんま知らんのだけど。それと近い流れで、なんか font size="8" とか font color="red" とかセンタリングとかを駆使してウキウキダラダラ書き綴る「クソゲー紹介文体」ってのが昔あったんだけど、おれがこれまでに触れた中では、あれに近い気も。いやもうちょっと別のものか。

昔よく小説読むときに内容を脳内で文字のまま構成するか映像化して読むかみたいな筋合いの話があったけど、それとはもう世代が違っていて、たぶんドクロちゃんくらいまでくると脳内で再構成すべき(また読者がそのように再構成するはずと期待して著者から提供される)様式は「アニメ」か「エロゲー(ADV)」の具体的な二択になってて、その意味では、この文体はたぶん擬似的に「アニメの字コンテ(に注釈を足したもの)」か「エロゲースクリプト(を平文に落としたもの)」みたいなものとして認識されるべきものになっているような気がする、が、むかし堅気のオタからすると、こうした手法は「アニメを一旦フィルムコミック化して読んで(見て)いる」ような違和感というか、常に奥歯になにかがはさまったような感覚で読んでしまうので、ちょっとまだむずかしい、というかんじになるか。

でもおれも一応往年にはいっぱしの現役アニオタだったわけなので、「アニメ本編見たあとで絵コンテ集を読み込んで絵コンテの読み方を練習し、今度は逆に未見のアニメをコンテ集から先に読んで一旦「本編ではこうなっているのに違いない」というイメージを確立してから本編を見て、差分の答え合わせをする」程度のことはひととおりやっているのである。たぶんその頃の感覚をうまい具合に移植すれば楽しめるようになるはずだ。ちょっと倒錯的な読み方ということになるのかもだが、そのくらいには高度でなければラノベの十年はなんだったのかみたいな話になるのだろうし。